400年続く歴史と自然。佐倉市「佐倉城址公園」梅林で春初めを

少しずつ暖かい日が増えてきましたね。気持ちの良い日にはレジャーシートを広げ、外ご飯をしたくなりませんか?

暖かい日差しの中ごろんと寝転んで、ご飯を食べて、運動も、そんな欲望が全て叶うのが「佐倉城址公園」。広々とした芝生の上をのびのび駆け回れるため、子どもたちもお気に入りの場所です。

また佐倉市を代表する観光地でもある「佐倉城址公園」は季節の花、長寿の大木、多くの史跡から歴史を感じられます。

春が近づき、これから「佐倉城址公園」にはますます多くの方が訪れるのではないでしょうか。

春の先駆け、紅白のかわいい梅を楽しむ

「佐倉城址公園」では春に桜、初夏には菖蒲、スイレン、アジサイ、秋には紅葉、イチョウなど1年を通して楽しめます。

そんな中私がおすすめするのは、2月下旬~3月上旬までが見ごろの梅林。

おすすめの理由は

  • 梅鑑賞の運動量はちょっとした散歩にちょうどいい
  • これから訪れる春にワクワクできる
  • 土日祝でも駐車場が混みにくい

梅林は2か所100本ほどあり、お散歩気分で気軽にお花見を楽しめます。
梅の優しい香りを感じると、「これから春が来るんだなぁ」と気分がほんわか。

梅林は今回利用した「自由ひろば駐車場」のすぐ横。現時点では、まだ梅の満開まで間がありそう。紅白の小さな花がとてもかわいいです。

この日は平日でまだ梅は咲き始めでしたが、お子様連れのかた、ご夫婦など多くの人が梅を楽しんでいました。

もう1か所の梅林は、「自由ひろば駐車場」を通り抜け、「くらしの植物園」の横にある階段を下りた「姥が池」のそばにあります。

佐倉城址公園は広く、方向音痴の私はすぐに迷うので念のためマップで現在位置を確認。

少し長めの階段ですが、幅が広く緩やかなので生い茂る木々の中をのんびり歩けます。

この「姥が池」の奥に見えるのが梅林です。ちなみに5月下旬頃から「姥が池」では1000株の睡蓮を見ることができます。

日当たりがいいのかこちらの梅の方が多く咲いているように感じました。
公園内は小さなベンチがいくつも設置されているので、ぜひ座ってゆっくり鑑賞してください。

近づくと梅の優しい香りがいっぱいです。桜には香りがないため、桜に似た梅に香りがあることに娘が驚いていました。
梅の開花期間はだいたい3週間ほどなので、3月半ば頃までは楽しめそうですね。

自然と歴史、時の積み重ねを感じる場所

「姥が池」付近にある佐倉連隊の兵士が使用していた、高所からの飛び降り訓練用12階段。隣にあるカンザクラが少し咲き始めていました。

梅林を抜け、東屋から階段を登り佐倉城本丸へ向かいます。

佐倉城本丸にある樹齢400年、県指定の天然記念物「夫婦もっこく」。木の下部で2本の幹がくっついています。
さらに夫婦もっこくの反対側(土塁側)には兵士の文字が刻まれているそうです。確認してみると想像以上にハッキリ刻みこまれていて驚きました。

佐倉城は1610年に築城され多くの史跡を残し、千葉で唯一日本100名城の1つに選ばれています。
佐倉城築城から400年以上の時を経て、今では歴史と共に四季を楽しめる憩いの場となりました。

娘は木の裏に回り「大きいねー」といいつつ、いろいろな木でかくれんぼ、いないいないばあなどをしていました。確かに樹齢40、70年という木ばかりなので娘にとってはとんでもなく「大きい」ですよね。

お出かけ前には開花情報、イベント開催状況チェックがおすすめ

これから暖かさがまし、ますます多くのかたが来園するかと思います。
現在「佐倉城址公園」では花の開花時期にあわせて、さまざまなイベントが予定されています。
今後の感染状況により中止や延期の可能性もあるため、佐倉市のHPで確認がおすすめ。

わが家の「佐倉城址公園」事前準備ポイント

私が初めて佐倉城址公園へお花見にいった際、公園周辺は駐車場を求める人で大渋滞。長い時間車が動かず、桜の下に到着する頃にはぐったりなんてこともありました。

「佐倉城址公園」へ行くときに少し気にして欲しいポイントをご紹介します。

  • お目当ての花の開花情報をチェック(公式HP、SNS)
  • イベント時期土日祝は公園周辺は渋滞します。公共交通機関、徒歩も検討(徒歩は京成佐倉駅からがおすすめ)
  • ベビーカー利用なら車が便利。イベント、桜などの時期は平日午前中がおすすめ

公園にたどり着いてしまえば中は広々した芝生、ベンチもたくさんあるのでゆったり自然や歴史を楽しむことができます。

暖かくなったら広い芝生にレジャーシートを広げて、季節の花や木々をのんびり楽しんでください。

佐倉城址公園
住所:千葉県佐倉市城内町官有無番地
アクセス:・京成電鉄本線「京成佐倉駅」から徒歩20分
     ・ 京成電鉄本線「京成佐倉駅」 南口よりちばグリーンバス 神門線田町車庫行き
      「国立博物館」または「国立博物館入口」下車徒歩5分
     ・JR総武線「佐倉駅」から徒歩25分
     ・ JR総武線「佐倉駅」 北口よりちばグリーンバス田町車庫行き
      「宮小路町」下車徒歩約10分(くらしの植物園方向)
     ・ JR総武線「佐倉駅」 北口よりちばグリーンバス田町車庫行き
      「国立博物館入口」または「国立歴史民俗博物館前」下車徒歩約5分
TEL:043-484-0679
駐車場:約200台(自由広場駐車場、御三階駐車場、田町駐車場)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。