おいしくて安全な野菜を手に入れるなら、福島市「産直カフェ」

毎日食べるものだから、おいしい野菜を手軽に買いたい。
そんな願いが叶うお店、「産直カフェ」に行ってきました。

こちらは、東北本線南福島駅の西側、NOK(株)工場近くにある農産物直売所。
福島県農民連という団体が運営しているだけあって、食の安心、安全にこだわった直売所となっています。

駐車場からは「Sanchoku Cafe」と書かれた、濃い緑色の大きなのぼり旗がまず目に入ります。
ここでは、地域の農家さんが、採れたての野菜を直接持ち込み、すぐに販売。
なので、当然ながら、お野菜はどれも新鮮そのものです!
値札ラベルには、生産者の名前と地域が明記されており、安心して購入することができます。

色とりどりの夏野菜たち

中に入ると、季節の野菜や果物、加工品がずらり。
広々とした店内は、お客さんがすれ違っても十分なスペースが確保されており、じっくり吟味しながらお買い物を楽しめます。

まず目に入ったのは、鮮やかでなんともおいしそうな旬のトマト!
緑黄色野菜は、紫外線対策や美肌にも良いと聞いて、特に夏は積極的に食べるようにしています。
大きさや種類もいろいろで、サラダや煮込み料理など、お料理によって使い分けできますね。

お次は、同じく夏の食卓に欠かせないナス。
こちらもいろいろな種類があって興味深いです。
米ナスは味噌をつけて田楽風にしたり、小ナスは漬物にすると最高ですね。
他にも麻婆茄子やミートソースパスタにしたりと、バリエーション豊富なのも助かります。
それにしても一袋100円からと安い!お財布も助けてくれます。

愛情あふれる手作りPOPに注目!

じゃがいもの種類も豊富!
それぞれ適した料理法が書かれているので参考になります。
ハッシュドポテトの作り方をはじめ、普段は冷凍の商品を買っていましたが、これらを見ると意外と簡単にできそう。
アレンジもいろいろできるようだし、新鮮なじゃがいもで作ったできたてはおいしいでしょうね!
今度メニューに取り入れてみようと思いました。
「お孫さんが喜ぶメニュー」と、イラスト入りのPOPもかわいいです。

店内には他にも手書きのPOPがいたるところに。
こちらは「だし」の作り方や、トマトを冷凍保存する方法が書かれていました。
色付きでわかりやすく、イラストも目立っていました。
個人的に、こういった手作り感のあるPOPが大好きで、ホッとします。
スタッフの方々の「おいしく野菜を食べてほしい」という思いが伝わってきますね。

はじめましての野菜と出会う

定番だけでなく、ちょっと変わった野菜に出会えるのも「産直カフェ」の魅力です。
こちらは「蛇豆」。別名「へびうり」とも呼ばれるようです。
私も初めて知りました。
きれいな緑色で、独特のカーブがなるほど蛇に似ています。
一般のスーパーではなかなか目にしませんよね。
珍しい野菜ですが、きちんと味や料理法を書いてくれているのが親切だなと感じました。

福島を味わい尽くして

もちろん果物もありますよ。
福島といったら、桃が有名ですが、梨も出ていました。
みずみずしくて甘い梨、大好きです。

ちなみにこちらから直接発送もできます。
新鮮でおいしい福島の果物を、全国の方に味わっていただきたいですね。

また、自信を持っておすすめしたいのが、福島のおいしいお米です!
農家の方がこだわって作った無農薬のお米もありました。
新型コロナの影響もあり、お米の消費量が減っていると聞きます。
あと数ヶ月すると、ここに新米もたくさん並ぶでしょう。
農家の方を応援する意味でも、毎日しっかりとご飯を食べたいですね。

飲み物からおやつ、お花まで揃う

加工品類も充実しています。
無農薬コーヒーや、健康に良いとされている桑の葉茶。
他にも、米酢やりんご酢などさまざまな種類のお酢や、甘酒。
地元のトマトやりんごをそのまま使用したジュースや、手作りのクッキー。
どれも安全性や栄養価に注目したものを厳選しているので、安心して手に取ることができます。

お花も新鮮で安くて驚きです。
どこか懐かしい気持ちにさせてくれるほおずきも、1本100円から。
お野菜と一緒にお花を買っていくお客様が多くいらっしゃいました。

心も体も元気にしてくれる場所

私が訪れた日は、ちょうど連休の後の月曜日。
しかも翌日が定休日ということで「今日は品数が少なめなんです。ぜひ他の曜日も来てみてくださいね」とスタッフの方がおっしゃっていました。
それでもこの品揃え!
この他にもご紹介できなかった魅力的な商品がたくさんありましたよ。

ちなみに、私はピーマンとオクラを購入しました。
スーパーで売っているものと比べて、鮮度がよくイキイキとしていて、まるで野菜自身が「食べて!」と主張しているようでした。
言うまでもなく、味や歯ごたえも抜群で、家族も大満足でした。

商品やディスプレイから伝わってきたのは、農家の方や、お店のスタッフの方の「おいしくて安全な食べ物を届けたい!」という想い。
飲食スペースはありませんが、「産直カフェ」という名前の通り、まるでカフェのようなホッとする場所でした。

今や、季節を問わずどんな野菜や果物もいつでも手に入ってしまう時代ですが、ここには旬のものしか並びません。
昔から、旬のものを食べることが、体の調子を整えてくれると言います。
ぜひこまめに足を運んで、季節ごとの味を取り入れ、心身ともに健康に過ごしていきたいですね。

産直カフェ
 住所:福島県福島市大森字日ノ下4-1
 アクセス:東北本線南福島駅から車で3分
 TEL:024-546-8655
 営業時間:9:00ー16:00
 定休日:火曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。