寒さも和らぎ、春の足音が聞こえてきましたね。 本来今の時期から初夏にかけて作られる季節ものの和菓子をご存じですか。 こたえは「わらびもち」。現在では年間を通して食べられているわらびもちですが、原材料である山菜のわらびの収穫時期を迎える3月中旬から5月の時期にあわせて作られることが多かった季節和菓子なのです。
そこで今回はこれからの季節にぜひ食べたいわらびもちを求めて、郡山市安積町に昨年9月にオープンしたわらびもち専門店「とろり 天使のわらびもち 郡山店」に行ってきました。全国に約160店舗を展開しているわらびもち専門店が、ついに郡山市にも上陸!
口の中でとろとろとけてしまうとウワサのわらびもちを味わってみませんか。
店内に入ると人気メニューがずらりとお出迎え
お店に入ると白を基調としたシンプルでおしゃれなインテリアが目を引きます。また、SNS用の写真を撮れるフォトゾーンがあったりと、思わず写真を撮りたくなってしまう雰囲気。
そしてディスプレイされているのは人気メニュー。主力メニューである「とろとろわらびもち」や新しい食感が大人気の「飲むわらびもち」などが並んでおり、「わらびもち」一つでいろんな食べ方の楽しみがあることにびっくり!
どれにしようか目移りしつつも、ここはやはり主力メニューである「とろとろわらびもち」のきな粉と抹茶を注文。
口の中でとろける今までにない食感!
テイクアウトのみなので、さっそく自宅でいただくことに。
お箸をつけていただきましたが、お箸でもつととろーりと落ちてしまう柔らかさ。
普段わらびもちを好んで食べる私ですが、こんなに柔らかいわらびもちは初めて。本当に口の中でとろけてしまいます。きな粉も抹茶もふんだんにまぶしてあり、そのまま食べてもほんのり甘く、黒蜜をかけても相性抜群です。
こだわりの原材料と食感
このほんのりと甘く、とろとろとしたやわらかさを実現させるまでにはこだわりぬいた原材料と製造法があります。
使用されているのは山菜のワラビ根の部分10㎏からわずか70gしか採れないという貴重な「本わらび粉」。きな粉は、砂糖不使用で本来の風味がより際立つよう焙煎温度や時間など細部までこだわって作られています。
そして、材料の配合や炊き方など多くの試行錯誤を重ね、このとろとろとした食感が作られています。
いろんな食べ方がある!
そのままわらびもちを食すのもいいですが、さすが専門店。さまざまな商品が販売されています。
- 一度は飲んでみたい「飲むわらびもち」
とろとろ食感のわらびもちを「飲む」という新しい食べ方の「飲むわらびもち」。 追求されたとろとろ感だからこそ実現できたドリンクです。味は黒蜜、抹茶、ミルクティーの3種類。一番人気は黒蜜だそうですが、抹茶やミルクティーもわらびもちと相性がよさそうですよね。(各¥730/個)
- 「クリームわらびもち」
容器の下半分に生わらびもち、上半分に純生クリームが詰められています。お味はプレーン、抹茶、ほうじ茶、黒ゴマの4種類。冷凍で提供されるので手土産にも最適です。 (4個入セット: プレーン1・抹茶1・ほうじ茶1・黒ゴマ1 ¥1800)
- 「とろり天使のクリーム大福」
味はいちごとチョコレートの2種類。どちらも白あんと生クリームがたっぷりはいったもちもち大福です。(¥500/2個)
- 「わらびもちシュー」
シュークリームの中にたっぷりわらびもちと黒蜜のクリームが入っており、仕上げにはきな粉をかけていただきます。黒蜜ときな粉が「和」の雰囲気を作っており、いつもと違ったシュークリームが味わえます。(¥380/個)
郡山店はいわき店に続く福島県内2店舗目。同月には福島市にもオープンしました。話題のお店の味が県内でも楽しめるのはうれしいですよね。手土産にも喜ばれること間違いないですし、普段の自分へのごほうびにもぜひおすすめしたい和スイーツです。
これから暖かくなり、外にお出かけしたくなる季節です。わらびもちを持ってお花見をしたり、飲むわらびもちを片手にお散歩なんていうのもいいかもしれませんね。
ぜひ一度口の中でとけてなくなるとろとろわらびもちを体験してみてください。
とろり天使のわらびもち郡山店
住所:福島県郡山市安積町長久保3‐12‐3
アクセス:JR東北本線/水郡線「安積永盛駅」徒歩20分
電話:080-9692-5552
営業時間:10:30-18:00 ※売れ切れ次第終了
定休日:無
駐車場:3台