「八千代市立郷土博物館」の楽しい展示で八千代をもっと知る!

文化の秋ですね!11月は、各地で文化祭やイベントが開催されています。私は、八千代市に郷土博物館があることを知ったので、八千代の文化を知ろうと思い、行ってきました。
今回は、八千代市立郷土博物館をご紹介したいと思います。

現代から過去へ!タイムトラベルできる博物館!

館内に入ると目の前は、広々とした展示ホールでした。さっそく、いろいろ見たくなってしまったのですが、まず入口入って右手の事務室で受付をします。入館料は無料です!

展示ホールでは、八千代市の現在の産業などに関する展示がされています。この博物館は、個性的な展示スタイルで、現代から過去にさかのぼる倒叙式。常設展示室への入口がタイムトラベルの扉のように見えてきました。

中に入ると時計があり、通常とは逆の左回りで動いていて「時をもどすと過去が何かを話しかけてくれる」の文字が。なんだかワクワクしてきました。

団地により増える人口とかわりゆく自然

最初の展示は、団地の写真。京成八千代台駅のバス停で住宅団地発祥の地の石碑を見たことがありましたが、並んだ写真を見ると八千代市は大規模な団地の開発がされてきたんだなと改めて思います。

写真を見た後、順路を進むと、天井に鳥のはく製があって、驚きました。

団地造成により、八千代市は発展しましたが、一方で豊かな自然環境が変化。市内に残る動植物などが展示されていました。

私は、新川沿いを散歩することがありますが、展示されている鳥たちやちょうちょを見かけたことがありません。それだけ少なくなっているのかもしれませんね。

人にとっても、動植物にとっても住みやすい未来へ、そんなことを考えるきっかけをもらった気がしました。

電力のない時代の農業や漁業を知る

続いての展示は、印旛沼の開さくや谷津の開墾をした時代、人々が農業や漁業で使った道具です。

今では想像しにくい、電力のない時代の道具ですが、その道具を使っている絵の解説がありました。これはわかりやすいです。

今回、博物館の方にいろいろとお話を聞かせて頂いたのですが、特にほっこりさせてもらったのが、市内には、田植えをおこなっている小学校があるそうで、稲刈り後、展示物の足ふみ脱穀機をその小学校に持っていって、子どもたちと一緒に実際に使ったというお話です。
これぞ地域のつながりですね。ステキなお話です。

印旛沼に出現!恐ろしい怪獣!!

そして、ついにここにきてしまいました。博物館におとずれた人は必ず立ち止まる、世にも恐ろしい怪獣です!!

これは、3冊の古い読み物をもとに作成された、江戸時代の天保14年、印旛沼に現れたとされている怪獣の縮尺模型です。それによれば、この模型の5倍サイズの怪獣が現れ、17~8人の犠牲がでたそうで、3冊とも、ほぼ同じ内容が書かれています。

本当に現れたんでしょうか。今も研究されていて、陰謀説もあるそうです。実際にこんな怪獣が現れたら怖すぎます。

平安時代や弥生時代の八千代

平安時代や弥生時代に関する展示がありました。

写真は、発掘調査された村上遺跡群と萱田遺跡群の集落遺跡模型。平安時代の書物に登場する村神郷には、八千代市域が多く含まれると推定され、これらは村神郷の遺跡と考えられています。ここに来て、初めて知りました。

そして、さらに古い時代の展示です。そんな昔の時代から八千代に人々の生活があったんだなとしみじみ思いました。

八千代市に関わる本が読めるラウンジ

最後にラウンジに立ち寄りました。

ここでは、八千代に関する歴史や昔話の本を読むことができます。展示を見た後に、昔話を読みながら、過去の時代に思いをはせるのもいいですね。

八千代市立郷土博物館には、このブログで紹介しきれなかった展示がまだまだあります。みなさんぜひ行ってみてくださいね。大人も子どもも楽しめます!

「八千代市立郷土博物館」
住所:千葉県八千代市村上1170‐2
アクセス:東葉高速線「村上駅」から徒歩約12分
TEL:047-484-9011
開館時間:火曜日~日曜日 9:00~16:30
休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日が休館),年末年始(12月26日~1月4日),臨時休館日
入館料:無料

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。