昭和54年ごろから四街道大日で営業を続ける、「珈琲専門店トップ」というお店があります。
周辺にはヤオコー、ユニクロ、ドラッグストアなどがあり、地元の方はよく目にするお店ではないでしょうか。私も以前から気になるお店の1つでした。
この日は四街道周辺を歩き回りヘトヘト、時間は半端でご飯ものは食べられない。店内をのぞいてみたい気持ちと、おいしいコーヒーを求めて思い切って入店しました。
お1人様も歓迎。トップ独自の時間を味わえます
店内に入ると女性の店員さんと常連さんがこちらを見て、「あらいらっしゃい」と迎えてくれました。
「今この人の作るから順番ね」と女性の店員さんに言われ、隅のテーブルに着席。
待っている間気になっていた店内をぐるりと見まわすと、オレンジ色の照明、白い木のテーブル、天井の装飾までまるで時が止まったようです。
店内から外を見るとお店の雰囲気にのまれ、全く別の場所に来たような不思議な気分になります。
ぼーっとしてしまいそうなところ常連の方、女性店員の方がどんどん話を振ってくれるので楽しい待ち時間でした。
年中無休でモーニング営業も
水とともに渡されたシンプルなメニュー表は、親子丼やナポリタンなど食事メニューが非常に魅力的でした。
メニューをじっくり見ていると、モーニングメニューを発見。
「モーニングもやってるんですか?」と伺うと「そうなのよ、朝から働いてるの」と手を動かしながら答えてくれました。
親子丼をぜひ食べたかったのですが、今日は夕飯が控えているためレアチーズのケーキセットを注文。
丁寧にいれてくれるコーヒーは、少し酸味がありスッキリとおいしい。レアチーズケーキもさっぱりした味わいで午後のおやつにぴったりでした。
手は足りないけど、お客さんが来てくれてうれしい
40年以上四街道で経営しているため、子どもの頃両親と来ていた当時のお子さんが久しぶりに来てくれることもあるそう。
昭和喫茶の雰囲気を味わうためか「常連さんが多いんだけど、最近は若いお客さんが増えたわね」とのこと。
お1人で切り盛りされているため、食事メニューの注文が重なると「もう大変」。本当は手のかからないメニューだけにしたいそうですが、オムライスやナポリタンは人気メニューで外せないそうです。
初めてくるお客さんには「私の手は2本しかないからね、すぐには出せないけど大丈夫?」と声をかけるとか。
時代が変わったけど変わらない場所
結局2時間ほど話し込み、「また来てね」と言われお店を後にしました。
お店は四街道駅北口から徒歩15分ほど。駐車場はないため、歩きでは遠いと感じる方は「M2プラザ前」バス停を利用すると便利です。
基本的に年中無休で、お休みの際は店舗の前に張り紙をするそうです。心配な方は事前に電話での確認を。
松並木通りを真っすぐ歩いた先、新しいお店の中に昭和の姿を残す「コーヒー専門店トップ」。根強いファンである常連さんと、レトロ喫茶を求める方々に今も親しまれるお店です。
ぜひ「コーヒー専門店トップ」で四街道のディープな部分を味わってみてください。
珈琲専門店トップ
住所:千葉県四街道市大日325-26
アクセス:
JR四街道駅北口徒歩15分
四勝線 [千葉内陸バス]M2プラザ下車すぐ
TEL:043-422-9912
営業時間:8:00-19:00
定休日:なし
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。訪問時は事前に店舗に確認ください。