東武宇都宮線南宇都宮駅より5分!新川の桜並木

桜が咲く時期になると必ずと言っていいほど訪れる場所があります。それは宇都宮市西原にある「新川の桜並木」です。ここは宇都宮市に住んでいたら一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。新川は桜の名所なんですよ!「うつのみや百景」にも選ばれています。

東武宇都宮線南宇都宮駅から徒歩5分の場所にあり、宇都宮市立西原小学校の南から東武宇都宮線の南宇都宮駅の近くまで続く「新川」という下流部は、利根川水流系姿川支流の一級河川で、上流の宇都宮市域では準用河川として管理されています。元々は農業用水として開削された徳次郎用水、宝木用水を源流とした人工河川ですが、この川沿いの約600mの間に約60本の桜並木(ソメイヨシノ)が続きます。

「新川さくら祭り」は今年も中止

以前はぼんぼりが点灯し、さまざまな屋台が連なり、夜桜見物やお花見ができ、「新川さくら祭り」として開催していましたが、現在はコロナ禍で自粛となっています。夜桜とぼんぼりで写真を撮っていた時が懐かしいなぁ。残念ながら今年も中止となっていました。

近くの文化会館や明保野公園から新川まで歩いていき、散歩するのにちょうどいい距離なので、咲き始めから満開までの季節の移り変わりを体感しながら多くの方が歩いて楽しんでいます。

濡れた桜もまた違った一面を見せてくれる

咲き始めのころは雨が降り、桜もまた違った一面を見せてくれることもありました。

静かにのんびりとお花見

こちらは閑静な住宅地のなかにあるので、とっても静かです。のんびりと静かにお花見をしたい人にはぴったりの場所だと思います。新川は決して大きな川ではありませんが、地元の自治体の保存会の方が大切に守ってきた桜並木で、平成通りに近いもの(舟山桜)が比較的早く咲き、だんだんと色づき、咲いていくのが特徴です。

私が子どもの時より前からある桜並木は、娘が生まれてからも成長の記録として何度も訪れる大切な思い出の場所です。毎年同じ場所で写真を撮ると子どもが大きくなっているのがよくわかります。

歩道橋から見る桜は圧巻!

そして、平成通りにかかる歩道橋の上からは、子どもが手で花を触れるくらい近くで桜が見れるスポット。舟山桜の花びらが木の上でわっと盛り上がって見え、綿あめのようにふわふわに見えます。この歩道橋から写真を撮る人もたくさんいるんですよ。花の香りも間近で感じることができるので、下から見上げる桜とはひと味違った春を体験できちゃいますよ。

同じ桜並木でも桜の種類や日当たりで、同じ咲き具合ではないのも新川の桜の面白いところでもあります。たくさん歩いて自分のお気に入りの桜を探してみてはいかがでしょうか。こんなにちいさな花も見つけることができました。

車道とは別に歩道があるので、小さな子どももお年寄りも車を気にせず桜を楽しむ事ができます。ベンチもあるので、疲れたらちょっとひと休みすることもできますよ。

付近には駐車場がないので、公共機関の利用をおすすめします。
春におすすめのお花見スポットなので、ぜひ訪れてみてくださいね。

新川の桜並木
住所: 栃木県宇都宮市西原2
アクセス: 東武宇都宮線「南宇都宮駅」から徒歩5分
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。