お天気の変動も激しい今日この頃。
蒸し暑い日には、やっぱり冷たくてのど越しのよいスイーツが恋しくなります！
今回は、涼を求めて老舗の和菓子屋さんを訪れました。
地元なら通いたくなるお店、河内屋の魅力を、ご紹介していきます。
検見川神社のすぐ近く
お店は、パワースポットとして人気のある検見川神社のすぐ近く、「検見川神社南側」交差点のところに位置していて、神社の参拝客や地元の人たちに愛されているお店です。
外観は落ち着いた雰囲気ですが、お店の前に立つと、季節商品や定番商品が紹介された手書きのPOPがたくさんあって、見ているだけでもワクワクします。
220年以上の歴史と素材へのこだわり
店内は「昔ながらの和菓子屋さん」の雰囲気。おいしそうな和菓子がガラスケースに並んでいます。
そんな河内屋は享和3年創業、なんと！220年以上の歴史だそうです。
お店では、店主のお母さんが接客してくださり、とても気さくに話をしてくれます。
「昔はこの辺、海だったんですよね？」と聞くと、「あら、教えてあげるから、ちょっと見て」と、包装紙に描かれた地図を出してくれました。
「ここがウチ」で、「ここから海だったの」と見せてくれたのは、大正時代くらいのお店周辺が描かれている絵地図でした。今では想像もつかない情景です。
奥の棚に飾ってある和菓子の木型もとても歴史を感じさせます。
河内屋の自慢は、厳選した本物の素材。
国産の砂糖や小豆を使用して、一つ一つ丁寧に作り上げられています。
特製あんみつは「最高級の糸寒天」を使用していて、固めのプリッとした食感が魅力です。
寒天の透明感と固さは、口に入れると涼しげな食感が広がって、一度食べるとクセになります！
さらに、季節ごとの素材を生かした和菓子も その時々の旬を楽しむことができて、とても楽しみです。
涼やかで口福な季節の和菓子
今回買って帰った和菓子の中から、季節感あふれるおススメをご紹介します！
- 水無月
6月30日は、1年のちょうど半分。夏越の大祓（なごしのおおはらえ）に欠かせない和菓子「水無月」。厄除けの意味も込められており、季節の風物詩（本日、私のお目当て）です。
しっかりした小豆の存在感と、しっとり もっちりした“ういろう”が絶妙なバランス。
7月もまだ販売する予定とのことで、ぜひまた買いにいきたいです。
- 草餅
職人さんの手で一つ一つ丁寧に作り上げられた見た目にも、キュンとなってしまいます。
“つくりたて” を感じるお餅の柔らかさとヨモギの風味がたまりません。
- 上生菓子（鉄仙）
季節の上生菓子、今は鉄仙のお花でした。
白地から現れる青の濃淡が涼し気でステキ。“凛”と咲いていて、食べるのがもったいない。
と言いつつ、おいしくいただきました！
白あんは、ふんわり溶けるような食感で、中は上品な甘さのこし餡でした。
- わらび餅
袋から出して、手に持った瞬間から香ばしいきな粉の香りがふんわりと香ります。
少し濃い目の色で、豆の味が濃厚なきな粉と、黒蜜のコク。
ぷるるんとしたわらび餅にとてもマッチして最高です！
自家製の本わらび粉を使用とのことで、素材へのこだわりが感じられました。
冷凍しても自然解凍でおいしく食べられるとのこと、日持ちするのはうれしいです。
満足感たっぷりの看板商品
交差点を車で通っても、ふと目に付く看板です。
そんな看板商品の1部をご紹介します！
「一栗」は、しろ餡のくり饅頭、中には栗がゴロッと1粒！
「検見川最中」は、最中の皮厚めのつぶ餡、こちらも中には栗がゴロッと1粒！
手に持った時ずっしりと重みを感じるほど餡もたっぷり入ってます。素朴さも感じられる甘さ、大きさとも大満足の一品です。
「梅の実」「梅どら焼き」は、梅甘露煮がまるごと1粒入ってます。
ミニどら焼きは、ちょっとした手土産にもよいサイズ
普通のどら焼きと比べると1/5くらい？かわいいサイズのミニどら焼きです！
ミニどら焼きは、ちょっとした手土産にも最適です。
小さくてかわいい上に、個包装で1つ1つに乾燥剤が入っているのです。
しかも、餡が4種類 「つぶ餡」「こし餡」「しろ餡」「さくら餡」あって、楽しめる。
焼き印が目印なので、好みの餡を選べます。
カレー店とのコラボ商品？！
人気商品の1つに、どら焼きの皮でアイスクリームを包んだ「アイスどら焼き」があります。
中でも、河内屋さんの近くにあるカレー専門店 「印度料理シタール」とのコラボ商品は、ぜひ一度食べてみてほしいです。
マンゴーのジューシーさとヨーグルトアイスの爽やかさでサッパリ、夏にもぴったり。
こうした地域のお店同士のコラボはいいなと思いました。
何より「和菓子店」と「カレー専門店」のコラボという新しさが魅力的です。
「アイスどら焼き」は、コラボのマンゴー以外に「バニラ」「ストロベリー」「抹茶」と定番の味もそろっています。
リアルに季節を感じたいとき…
贈り物を探しているとき…
お茶うけが欲しいとき…
検見川神社参拝のあとに…
そんな時は河内屋へぜひ、行ってみてくださいね！
伝統の味にホッと癒され、コラボ商品やアイデア和菓子もいただける、通いたくなるお店ですよ。
河内屋
住所：千葉県千葉市花見川区検見川町1丁目107-23
アクセス：京成電鉄千葉線 「検見川駅」 徒歩約3分
営業時間：9:00-18:00
TEL：043-273-8247
定休日：水曜
