今や「バリアフリー」という言葉はすっかり一般的になりましたね。
福島市にも、障がいのある方が働く事業所が多数あり、パンやお菓子、また手作りの小物などを販売したり、カフェを運営したりしています。
こうした事業所はたくさんあるのですが、はじめて行く時はやっぱりドキドキ…
そして、どうしても夕方以降や土日はお休みのところも多く、気になっていてもなかなか行く機会がなかったりするかもしれません。
そんな時はまず、より身近なスーパー「いちい」さんへゴー!
いちいは福島市の「バリアフリー推進パートナー」に登録されており、「いきいき!ふくしマーケット」というコーナーが常設されているのです!
わくわくがぎゅっと詰まった、棚一つ分のマーケット
今回は「いちい 飯坂店」さんに行ってきました!
ふくしマーケットの棚は、入り口入ってすぐのレジ近くで発見。
福島市のマスコットキャラクター「ももりん」が描かれた、緑の丸いステッカーが目印です。
飯坂店で販売している製品は、「つぼみ」さん、「ファームもみの木」さん、「ワークセンター歩」さんの3事業所でした。
「おいしそう!」「かわいい♪」から一点もののアート作品まで
それではひとつずつ製品を見ていきましょう。
まずは「つぼみ」さん。マフィンやパウンドケーキ、クッキーがありました。
つぼみさんのお菓子は、北海道産の小麦粉や福島県伊達地区の卵など、安心な材料を使い、すべて無添加。
他にも、ビスコやシフォンケーキなども作っているとのこと。
事業所は、いちい飯坂店のすぐ近くにあるので、ぜひ訪れてみたいです。
お次は笹谷地区にある「ファームもみの木」さん。
アニマルコースターや箸置きなど、かわいらしい木工製品が並びます。
お箸の練習中の小さなお子さんへのプレゼントにもいいですね。
六角形の小物入れはとても高級感があって精密に作られています。
また、油吸い取りパットは、牛乳パックから作られているそうですよ。
古い油を安全に処理することができ、環境にも優しい製品ですね。
最後は、革製品の「ワークセンター歩」さん。
こちらも動物モチーフがかわいらしい小銭入れ。
動物の表情と、カラフルな色合いがユニークです。
こちらのキーホルダーやお財布は、ちょっと雰囲気が変わってアートなデザイン。
一つ一つのステッチや色の組み合わせもそれぞれ違っていて、全て世界に一つだけの作品です。
選ぶのも真剣になってしまいますね!
実は私もワークセンター歩さんのキーホルダーを持っています。
5年以上ポーチにつけっぱなしなのですが、とても丈夫で、しかも使うほどにいい味が出てきているんですよね。
他にもバッグやスマホケースも製作されているそうです。
名入りのキーホルダーなど、オリジナルの注文も受け付けているとのこと。
気になるお味は…?
さて、この日は、友人のお宅を訪問する予定があったので、手土産につぼみさんのマフィンを購入。
お芋、チョコチップ、バナナの3種類を選びました。
どれもしっとりとして優しい味わいで、友人にも喜んでいただけました!
やっぱり手作りっていいですね〜。
コンプリートしたい!地域ごとに幅広く展開
いちい各店では、店舗によってそれぞれ3〜4事業所の製品が常に購入できるようになっています。
その店舗の比較的近くにある事業所がセレクトされているようですが、こんなにたくさんあると知って改めてびっくり。
店舗によって販売しているものが違うので、ひとつひとつ見て回る楽しさがありますね!
そして、気に入った製品があったらぜひ事業所に足を運んでみるのも良いのでは?
実際に作っているところを見ることができれば、より愛着が湧くと思いますよ!
お菓子を買うことで、バリアフリーな社会の実現に!
私はできるだけ、手土産やちょっとしたお礼などは、こういった福祉事業所の製品を購入することにしています。
売り上げは、そこで働く障がい者の工賃となって反映され、自立につながります。
また、渡した相手にも障がいや福祉のことを知ってもらうきっかけになればと思うからです。
そして何より、ひとつひとつが丁寧に作られていて、食べ物はおいしいし、小物類も温かみがあって優しい気持ちになるのです!
ほんの少しのことかもしれませんが、こういったことの積み重ねが、心のバリアの解消につながるのかなと思っています。
ぜひお近くのいちいにお買い物に行った際は、ふくしマーケットの棚を探してみてくださいね。
スーパーマーケットいちい 飯坂店
住所:福島県福島市飯坂町字月崎町12-4
アクセス:福島交通飯坂線 花水坂駅から徒歩7分
JR東北本線福島駅から車で20分(駐車場あり)
TEL:024-541-3000
営業時間:9:30ー21:00
定休日:なし