職場や自宅の近くにパン屋さんがあるっていいですよね。
朝早くから営業している所が多いので、朝ごはんを食べ損ねた日でも、お店に駆け込めばたくさんのパンが出迎えてくれます。
コンビニで買ってもいいけれど、パン屋さんのパンをいただく朝食はなんだか贅沢な気持ちになります。
今回は、住宅街にある隠れ家的なパン屋さんをご紹介します。
食パンからおかずパンまで常時約30種類のパンが並ぶ
国道49号線を郡山インター線に曲がり、そこから住宅街に入るとあるのが「パン工房エル・ハイナー」です。
時間は午前10時。
ランチタイムに向けてパンを焼いているのか、お店の前に駐車して車を降りると、おいしそうな匂いが漂ってきます。
お店に入ると、売場に隣接している工房からスタッフさんたちの元気な挨拶が聞こえてくるので、いつも気持ちよく買い物ができるお店です。
ここでは、食パンやおかずパンはもちろん、郡山市のソウルフード「クリームボックス」や焼き菓子など、常時約30種類のパンが並びます。
お店のこだわりは、海水を人工的に煮詰めた塩ではなく、天日製塩法で作られたメキシコの「天然の塩」を使用しているところ。
ちょうど焼きたてのパンを陳列している最中らしく、スタッフさんが次々とパンの乗ったトレーを売り場に並べていました。
焼きたてのパンって、とてもおいしいですよね。
なので、今日はダイエットのことは忘れようと思います。
普段使いしたい、安心する味
どうしても、甘いパンよりおかずパンに目がいってしまう私。
気が付けば、おかずパンを3つトレーに載せていました。
会計を済ませると、スタッフの方からサービスでラスクをいただきました。
なんてうれしいサービス!
自宅に帰って、さっそく遅い朝食をいただくことにしました。
まずはこちら「イタリアンツナ」です。
ハードロール系生地の中に、ツナやオニオンをマヨネーズであえた具材が入った、エル・ハイナーの人気ナンバー1のメニューとのこと。
具材は言わずもがな、なにより噛み応えのあるパンがいい!
硬すぎず、柔らかすぎず、もっちりとしていて噛めば噛むほど具材と相まっておいしさが広がります。
人気ナンバー1なのも頷けますね。
つづいては、おかずパンの王様と言っても過言ではない「焼きそばパン」。
売場で見た瞬間、一番にトレーにお迎えしたパンです。
見てください、このぎっしり感。最高ですよね。
しっかり味がついた麺に、アクセントになるキャベツ、そして素朴なコッペパン。
大きさは小ぶりですが、1つで大大大満足な一品でした。
最後はこちら。期間限定で販売されているバーガーです。
なんのバーガーだと思いますか?
実はこれ、魚の鯉を使った「鯉バーガー」なんです。
郡山市は、鯉の生産量が全国市町村別第1位の生産地としても知られています。
この鯉バーガーは、地元特産品である「鯉」の郷土料理復活と新たな食文化の創造を図るために実施されている「鯉に恋する郡山プロジェクト」の一環として開発・販売されているそう。
サクサクに揚げられた鯉の身と長芋のパティは、鯉の泥臭さなどは一切なく、まるでメンチカツのよう。
自家製のバンズと、甘辛いソースが抜群にマッチして、とってもおいしかったです。
鯉バーガー、一度召し上がってみてはいかがでしょうか。
地元に根付いたあたたかいパン屋さん
今回は3種類でしたが、食パンや胚芽粉でつくった「グラハム」など、食卓パンも気になるところ。
こちらのお店では、店舗での販売のほか、学校のバザーなどでのイベント出店も積極的に実施しているそう。
また、30年ほど前から障がいがある方への支援も行っていて、支援学校などから子どもたちを受け入れて働く場所を提供するなど、地域に根付いたお店でもあります。
見つけにくい場所にあっても、地元民に愛されているお店だということがわかりますね。
遠出がしにくい今だからこそ、自分の住む街の隠れ家的パン屋さんを探す旅も楽しいかもしれません。
パン工房 エル・ハイナー
住所:〒963-8041福島県郡山市富田町字上赤沼34番地42
営業時間:7:00~18:00 ※売切れ次第終了
電話番号:024-951-8967
定休日:日曜祝日
駐車場:あり
交通:JR常磐西線 郡山富田駅から車10分