数年前から、「縄文」にハマる人が増えていることはご存じでしょうか?
縄文時代の暮らしや、土偶や土器の魅力に魅せられ、全国の遺跡めぐりをしたり、縄文時代のファッションがカワイイ!と、オシャレに取り入れる「縄文女子」なんて言葉もあるそうです。
福島市にも、国の指定となっている「宮畑遺跡」があり、縄文時代の建物跡や竪穴住居が発見されています。
平成27年に開園した「じょーもぴあ宮畑」では、復元された迫力ある遺跡を見て、感じ、また縄文をテーマにした数々の体験もできます。
公園としてもとっても気持ちのいいお気に入りの場所なので、ぜひご紹介したいと思います!
迫力ある縄文時代の住居に興奮!
広大な園内でまず目を引くのがこちら!
遺跡を復元した竪穴住居や掘立柱建物です。
とっても大きくて本格的!
中学校の歴史の教科書で見たな〜と誰もが思うはずです。
こちらの建物は実際に触ったり登ったりすることも可能。
お子さまも大興奮だと思います。
さらに興味を持った方は、発掘調査の状況をそのまま屋内で見学できる「露出展示棟」もありますよ。
これであなたも、土偶の魅力にハマっちゃうかも?
体験学習施設(愛称:じょいもん)では、宮畑遺跡で見つかった縄文土器や石器などを使って、縄文時代の四季の暮らしや文化などをわかりやすく伝える展示室(一部有料)や、縄文時代についての講演会やイベントを開催するホールなどがあります。
こちらは無料エリアの縄文土器。
何千年も昔の土器を間近で見られるなんて、貴重な機会ですね。
パネルや小道具を用いて、写真撮影ができるコーナーも!
この際、縄文人になりきってみましょう!
有料の展示室内には、上の写真にもある「しゃがむ土偶」が展示されています。
土偶単独では県内唯一の国重要文化財で、福島市の東湯野から出土された、とても貴重なもの。
昨年は全国から愛称を募集し「ぴ〜ぐ〜」と名付けられ、ファンクラブができたり、オリジナルグッズや4コマ漫画になったり。
福島市をあげて、愛されている土偶なんですね。
親子の思い出作りに、縄文体験はいかが?
また、土偶や勾玉づくりなど、ものづくり体験を行う縄文工房があり、ここでしかできない楽しい体験ができます。
こちらがものづくり体験の一部です。
- 勾玉 300円
- キーホルダー 300円
- コースター 50円
- 土偶ランタン 400円
- しおり 150円
また、無料で体験できるものもあります。
- 弓矢
- 火おこし
- 輪投げ
体験実施日は土日や夏休みなどを中心に決まっており、事前予約、時間制になっていますので、お電話で予約してから行ってみてくださいね。
予約の必要ないプログラムとして、
- 新 土偶を探せ
- 縄文宝探し
というウォークラリーもあるので、お子さまと一緒に参加してみると。楽しく園内をまわれそうですね。
さらに、これらのプログラムに参加すると、「ドグもんズカード」がもらえ、3種類以上集めると、缶バッジなどと交換できるそうです。
たくさん体験をして、景品ゲットを目指したいものです!
広大な敷地はピクニックにもおすすめ!
施設の2階には椅子やテーブルを備え付けた展望デッキがあり、広々とした園内を一望しながら休憩できます。
シートを広げて休憩する家族連れや、ペットを連れてお散歩する人など、みなさん思い思いに楽しんでおられました。
木々も多く、自然に囲まれているので、ウォーキングルートとしてもいいですね。
また、遊具のコーナーもあり、休日には子どもたちの元気いっぱいな笑い声が聞こえます。
ベンチやあずまや、室内の休憩所もあるので、お弁当持参で一日遊べますね!
地面は芝生になっているので、よちよち歩きのお子さまも安心です。
学んで、遊んで、体験できる
縄文文化というと、普段生活している中ではあまり触れることがないですが、今回、あらためて調べてみると、実はとっても奥が深く魅力的なことがわかりました。
施設内ではボランティアで遺跡の案内や体験のサポートを行なってくれる方もいらっしゃいます。
お気軽に声をかけてみてくださいね。
また季節ごとに、おまつりやイベントが開催されることもあり、その日はキッチンカーも並んだりと一日にぎわいます。
ぜひ予定もチェックして、足を運んでみてください。
じょーもぴあ宮畑
住所: 福島県福島市岡島字宮田78
アクセス:福島駅から車で18分(無料駐車場140台)
TEL:024-573-0015
入場料:無料
有料展示室観覧料:一般 200円
高校生以下 100円
未就学児 無料
(団体割引あり)
開館時間:9:00-17:00
休館日:火曜日・年末年始(12月29日から1月3日まで)
※火曜日が祝日の場合は、翌日以降の祝日にあたらない日
※福島市公立学校の春・夏・冬期休業中は毎日開館