厳かな雰囲気で歴史を体感!花見川区の「子守神社」

千葉市花見川区にある神社といえば、有名なのは検見川神社でしょう。ですが今回紹介する「子守神社」も、長い歴史を持つとともに「安産子育」の御利益を授かれるとして、地域の人々に馴染み深い神社なんです。

また、ここでいただける御朱印は力強く、非常に達筆だと評判です。そこで今回、散歩がてら参拝してきました!

静かで落ち着いた、住宅街の中の神社

京成幕張駅より徒歩12分、JR幕張駅より徒歩16分ほど。静かな住宅街の中をどんどん進んでいくと、神社名が記されている石碑とともに大きな鳥居が見えてきます。

参拝者用の駐車場も用意されているため、自動車でも安心ですね!
ちなみに神社名は「こもり」ではなく「こまもり」と読みます。

さっそく鳥居をくぐり、右側にある手水舎で手を清めます。

訪問したのは平日の午後15時ごろですが、他に参拝客はいませんでした。静か
で、ゆったりとした時間が流れていきます。

風格ある大きな拝殿

正面にある拝殿は非常に大きく、厳かな雰囲気。どっしりと構えたその姿からは風格が感じられます。後で調べたところ、2004年に再建されたものだそう。近づいてみるとさまざまな動物の彫り物が確認できます。

本殿はガラスで保護されており、扉の外から見ることができました。
拝殿前の道に貼られている黄色いテープは、順番待ちの場所の目印でしょうか。

丁寧にお参りし、右手にある社務所へ。ところが今日は宮司さんがいらっしゃらないようで、おみくじやお守りは確認できず…御朱印もいただくことはできませんでした。とてもステキな御朱印なので、気になる方はぜひ調べてみてください。

そのほか、みどころがたくさん!

気を取り直して、神社内を散策します。

こちらは本殿の左側にある厳島神社です。その右横には、昔この地で使用されていたという錨(いかり)が置かれています。

その昔、この近辺では魚や貝などの漁業が盛んだったといいます。その際に用いられていたのでしょう。なんとも貴重な資料ですね…!まさか神社で、この街のかつての姿に出会えるとは思いませんでした。

少し離れたところには、稲荷神社もありました。

またこちらが御神木。おみくじがたくさん結び付けられています。

奥に見える三角屋根の建物は神輿庫。比較的新しい建物のようですね。
ちなみにここに保管されているお神輿は「下総三山の七年祭り」で用いられるものだそうです。

このお祭りは丑年と未年にあたる年に、船橋市三山の「二宮神社」を中心に、船橋市・千葉市・八千代市・習志野市にある9つの神社の神輿を集めて開催されるもの。室町時代から続く歴史あるお祭りで、千葉県の無形民俗文化財にも指定されているのだとか。このお祭りで「子守役」として参加することから、「子守神社」という名に改称したそうです。

幕張の歴史を感じる参拝体験をぜひ!

1193年に創建したといわれる、歴史ある「子守神社」。住宅街の中にある落ち着いた雰囲気の神社で、幕張の歴史をしっかり感じることができました。次回はぜひ御朱印をいただけるように再訪したいと思います。

ぜひ近くに立ち寄った際は参拝してみてください!心が落ち着く、ゆったりとした時間を過ごせるはずです。

子守神社
住所:千葉県千葉市花見川区幕張町2丁目990
アクセス:京成千葉線「京成幕張駅」より徒歩12分
     JR中央・総武線「幕張駅」より徒歩16分
電話番号:043-271-2984

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。