気持ちを浄化させたいとき、どこへ行きますか?
自然あふれる公園や、景色が良い見晴らし台へ行く人が多いでしょうか。
八千代にある「正覚院」は、八千代八福神の一つである毘沙門天が納められている、由緒正しいお寺です。
神聖な雰囲気を、八千代市の歴史あるお寺を紹介します!
お地蔵さんのお出迎え
ある日曜日の午後、新川沿いをサイクリングがてら、「正覚院」を訪れました。
正式には「池證山正覚院鴨鴛畤(ちしょうさんおうえんじしょうかくいん)」と言い、おしどり伝説があることからおしどり寺という異名も持つお寺です。
何度も近くを通ったことはあったのですが、中に入ったことはなかったので、今回立ち寄ってみました!
「正覚院」と掘られた立派な石の横には、傘を被ったお地蔵さんが並んでいます。
1人だけ傘を被っていなかったので、日本昔話のかさ地蔵のお話を思い出しました(笑)。
その奥には、地元のお寺にしては大きくて迫力のある仁王像や、岩でできた立派な手水舎などがあり、由緒正しい歴史あるお寺の雰囲気を強く感じます。
石仏溢れる境内
境内は比較的広く、隣の霊園も含めるとかなりの大きさです!
その至る所に石仏が安置してあり、中にはあまり見かけないタイプのものもありました。
これはハートが掘られている灯篭です!
神社や寺には比較的よく行く方ですが、初めて見ました!
とてもかわいいですが、どこか不思議な雰囲気がありますね(笑)。
すぐ隣には赤い文字で“おんまかきゃろにきゃそわか“と書かれた十一面観音菩薩や、ベンチには寝釈迦像もあり、レパートリーが豊富です!
その珍しさや変わった雰囲気から、どことなく東南アジアのお寺のような雰囲気も感じました。
八千代市の重要文化財に指定されている釈迦堂や宝篋印塔(ほうきょういんとう)、おしどり伝説の鴨鴛塚、毘沙門天など、「正覚院」には見どころが沢山あります。
さまざまな石仏を見ているだけでも充分楽しめますが、その意味を知るとより楽しむことができるので、調べてから行くことをお勧めします!
人が溢れる年末年始
本殿を後にし、広場へ降りていくと、鐘楼がありました。
逆光になっていて見えにくいですが、人の高さくらいの大きさがあり、知らなかったので驚きました!
参拝していた方が教えてくださったのですが、「正覚院」の除夜の鐘は住職さんが突くのではなく、年末に訪れた人々が1人1回突けるそうです。
煩悩の数だけ住職さんが突くイメージがありましたが、そうではないところもあるのですね!
年末は自分で鐘を突きたい人で広場があふれ、整理券まで配られるそうです。
甘酒なども振る舞われて、年末年始を感じることができると話されていました。
自分は除夜の鐘を突いたことはないので、年末訪れてみようと思います(笑)。
地元を守るおしどり寺
今回紹介した「正覚院」は、緑と石仏が溢れ、神聖さの漂う由緒正しいお寺でした。
実際に家族連れや一人で参拝に来られている方もおり、地元の人の拠り所になっているお寺のようです。
御朱印巡りは勿論、八千代市ならではの八福神御朱印スタンプ巡りもできるので、散歩がてら8つめぐってみるのも良いかもしれませんね!
近くには大きな公園や図書館、美術館などもあるので、八千代市を訪れた際には、ぜひ正覚院とその周辺も楽しんでいってください!
正覚院
住所:千葉県八千代市村上 1530-1
交通:東葉高速鉄道 村上駅から徒歩10分
電話:047-482-7435
定休日:なし
入場料:無料