成田参道の甘味処「三芳家」で日常から一歩だけ遠い時間を

こんにちは。突然ですがみなさま、忙しい毎日の中でホッと一息つけていますか?
私は子どもたちが新学期を迎えてからというものノンストップです。

今回は久しぶりの休日に友人と行った、成田市のおすすめ甘味処「三芳家(みよしや)」さんをご紹介します。
ホッと一息つけること間違いなしですよ!

参道の脇道にある「三芳家」

三芳屋さんは成田山の参道を本堂に向かってひたすら真っすぐ進み、下り坂を右手に入ったところにあります。

「さぼんさま」という石鹸のお店の近くです。
京成線成田駅、JR成田駅からはそれぞれ徒歩15分ほどで到着します。

参道から一歩入ると別世界

脇道を抜けて「三芳家」さんの敷地に足を踏み入れると、植物の緑と、内装の赤い布が目に鮮やかにふりそそぎます。

そして庭に流れる小川のせせらぎと小鳥の声が、遠く聞こえる参道のにぎやかさに打ち勝って、急にそこだけ切り取られたような、別世界に迷い込んだようなふしぎな気分にさせてくれます。
睡蓮鉢にはメダカの親子も泳いでいました。
この世界観だけでも充分すぎる癒し効果がありそうです。
私と友人のように、細い脇道を抜けて庭に出た瞬間「ほう、」っとため息をつくお客さんも少なくありません。

おすすめクリームあんみつと抹茶セット

夏はかき氷、冬はおしるこなど、名物の多い「三芳家」さんですが、今のおすすめをお聞きしたところ「クリームあんみつ」とのことでした。
そこで、クリームあんみつの冷ほうじ茶セットと、抹茶の生菓子セットを注文しました。
よくばりすぎかなと思いましたが、抹茶をいただく機会はなかなかないので、こちらもいただいてみたかったのです!
その日の生菓子は黒胡麻プリンでした。ちなみに干菓子セットだとかりんとうなどの干菓子がついてくるそうです。
抹茶ではなく珈琲でも用意していただけるとのことでした。

運ばれてきたお盆はどちらも器までうつくしくて、本当においしそうです。
クリームあんみつは、まず干しあんずがのっているところが個人的にかなりうれしいポイントでした。
クリームあんみつ信奉者には、缶詰のさくらんぼ派と干しあんず派がいると私は思っています。そう、私は干しあんず派なのです。
しっとりとしたあんこ、つめたくまろやかなアイスクリーム、国産天草を使った寒天など、ほかにも具材がたっぷりゴロゴロと入ったクリームあんみつは、上品な黒蜜が個性豊かなメンバーの指揮を取っているかのよう。
どこを食べてもおいしくて、ほうじ茶との相性もばっちりでした。
ほうじ茶はおかわりもいただけます。ゆっくりと時間を楽しむことができますね。
抹茶は、すっと口に運ぶと、点てられたことによる柔らかい口当たりと、きりっとした茶葉の苦みとが爽やかに広がります。
胸の深いところから「ああ!」とため息の出るおいしさでした。味わいは優しいようで、しっかりと苦く、しかし香りはふくよかな日本茶の香りがします。
黒胡麻プリンもなめらかで、ほんのり胡麻のザラザラした食感が残り、とても甘いです。黒胡麻の滋養が体に流れこんでくるような濃厚さで、手作りのよさを感じられました。抹茶と黒胡麻プリンをいただきながら庭を見ていると、自然と体も心も元気になっていきます。

ボリュームもたっぷりで、少し食べ過ぎたかなと思いましたが、クリームあんみつに添えられた刻みきゅうりのお漬物がとても程よい口直しになって、すっかり甘味を満喫してしまいました。

緑に透かした日光を浴びながら、水に泳ぐ魚を眺めて、鳥の声を聞きながら、土の匂いを嗅ぐ。春は花、夏は風鈴、秋は紅葉、冬は時に雪景色も味わえる「三芳家」さん。そんな最高の贅沢をしながらおいしい日本の甘味を堪能できるおすすめのお店です。
お席によってはペット同伴も可とのことですよ!

三芳家
住所:千葉県成田市仲町386-2
アクセス:
JR成田線「成田駅」から徒歩約15分
京成本線「京成成田駅」から徒歩約15分
専用駐車場:なし
電話番号:0476-22-2147
営業時間:10:00~17:00
定休日:水曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。