「毎月、福島市で朝市が開かれている」
そう聞いて、ずっと気になってはいたものの、なかなか行く機会がなく早数ヶ月…
やっと都合が合ったので行ってきました!
その名も「マルクト朝市」!
暮らしが楽しくなるコミュニケーションの場
ホームページによると、「マルクト」とはドイツ語で「MARKT:市場」という意味だそうです。
単にお買い物をするだけではなく、消費者と生産者のコミュニケーションの場として、こちらのイベントを企画しているとのこと。
ドイツには行ったことはありませんが、海外の「市場」のイメージって、確かにお店の人とお客さんが楽しく会話をしながらお買い物している印象。
なるほど。コミュニケーションはあまり得意ではない私ですが、大丈夫でしょうか…。
不安と期待が入り混じります。
風情ある旧家が市場の会場
場所は、以前にもご紹介した「旧佐久間邸」。
築270年の旧家を市民に公開しています。
こんもりと積もった雪がまだ屋根やお庭に残っていて、これもまた趣がありますね。
新型コロナ対策として、連絡先を記入し、しっかり消毒をしたら、靴を脱いで室内へ。
一部屋に1〜2店舗ずつの出店で、スペースもゆったりと取られていたので安心です。
みんな大好き、おいしい食べ物でにっこり
入り口上がってすぐのブースは、豆旅人(まめたびと)さん。
上鳥渡で自家焙煎のコーヒー豆を販売しているそうです。
かわいらしいパッケージのさまざまなブレンドの豆が並びます。
そして目の前でドリップしてくれる淹れたてのコーヒー。
う〜ん、いい香り!!
寒い冬の日に飲む温かな一杯のコーヒーって、至福の時ですよね〜。
お隣は米粉を使ったお菓子屋さんの「ぷてぃ」さん。
焼き菓子やシフォンケーキ、ワッフルなど、開店から列ができていました。
お店は月一回の営業日と、イベントへの出店とのことで、「ここでしか買えない!」とファンがたくさんいらっしゃるようです。
待つ間も、商品を選んでいる時も、みなさん笑顔でお買い物を楽しんでいました。
こちらには、おいしそうな写真。
私は開店と同時に伺ったので、その時点ではメニューだけが置いてありました。
台湾キッチン「tarotaro」さんのルーローハン丼とマーボー丼とのこと。
台湾料理って、なかなか食べる機会がないので気になります!
ゆっくり外食もできないこの頃ですが、テイクアウトで異国の地のグルメ、いいですね。
新たな発見!暮らしが楽しくなるってこういうこと
お隣は、同じ上鳥渡のブックカフェ「清学舎」さん。
自家製あんこや台湾茶、ぜんざいがありました。
また、古本や、ステキなZINEの販売も!
後で知ったのですが、清学舎さんでは「Book Log」という選書サービスを行っていて、さまざまな質問に答えると、その人に合った本をセレクトして送ってくれるのだそうです。
どんな本なのかは届くまでのお楽しみ。
普段は読まないジャンルや、知らなかった本との出会いが生まれそう。
なんとも新しい、わくわくするサービスですね。
そして、個人的に最もステキだなあと思ったのは、こちらの麦わら細工。
この日、吊るし唐辛子のワークショップを行っていたのは、北塩原村にある「MOTO COFFEE」さん。
麦わらは、福島市のパン屋さん「Seeds Bakery」さんのものを使っているそうです。
手前の円錐状のオブジェもとってもセンスがありますよね。
小麦を収穫した後の麦わらが、こんなにおしゃれなインテリアに生まれ変わるなんて、感動しました。
市場は出会いやきっかけをくれる
人見知りな私でしたが、本当にお店の方との距離が近く、心地よい雰囲気で、つい笑顔になって話しかけてしまうようなイベントでした。
それに、一日でいろいろなお店に出会えるのも大きな魅力。
ひとつひとつのお店が本当にステキで、みなさんいろいろなことにチャレンジして、夢を叶えているんだなと刺激を受けました。
私は今回はじめて知ったお店ばかりだったので、今度はそれぞれのお店にも訪れてみたいと思います。
マルクト朝市は基本的に毎月第4日曜日に開催しています。
月によって場所や参加するお店も変わるので、ぜひHPやインスタグラムをチェックしてみてくださいね。
暖かい季節は信夫山公園でも行っていたそうです。
青空の下の市場は想像しただけでウキウキしますね♪
ますます春が待ち遠しくなるこの頃です。
マルクト朝市
会場:旧佐久間邸 他
住所(旧佐久間邸の場合):福島県福島市佐倉下字加藤7-6
アクセス(旧佐久間邸の場合):福島西I.Cから車で5分 無料駐車場あり
JR福島駅から福島交通バス土船行き 老人福祉センター停留所から徒歩11分
お問い合わせ:090-5830-0882
開催日:第4日曜日
入場料:無料
営業時間:9:00-12:00(天候によって変更あり)
(開催情報はInstagramをご覧ください。@markt_fukushima)