流し踊りに日本最大級の大太鼓が登場!郡山の夏を彩る「郡山うねめ祭り」開催

竹飾り提灯で彩られた駅前大通りをみると今年もこの季節が来たとわくわく。

東北の夏の三大祭りと言えば青森県のねぶた祭り、秋田県の竿燈まつり、宮城県の仙台七夕祭りですが、ここ福島県郡山市にも夏を彩るお祭りがあります。
そのお祭りが、約60年の歴史をもつ郡山うねめ祭りです。

郡山うねめまつりは毎年8月の第一木・金・土曜日に開催されます。
2023年は4年ぶりの通常開催となり、多くの人でにぎわいました。
今回はそんな郡山の夏を代表する祭り、郡山うねめ祭りをご紹介します。

郡山夏の一大イベント

郡山うねめ祭りは毎年3日間おこなわれ、今年は8月2・3・4日におこなわれました。
初日である2日はイトーヨーカドー郡山店の平面駐車場でちびっこうねめ祭りが開催されました。こちらは3年ぶりの開催となりました。

ちびっこのど自慢や地元の幼稚園生によるマーチング披露などがおこなわれました。また、すいか割りやミニ汽車などお子さんが喜びそうなイベントがたくさん。多くの家族連れでにぎわいました。

そして、3・4日には駅前大通りがメイン会場となり、日中には郡山駅西口広場でゆかたコンテストや全国レベルのチアダンスやマーチングが楽しめるパフォーマンスステージが開催されました。

日が沈んでおこなわれたのはメインイベントである踊り流しです。
60団体・3400人の踊り手が参加し、地元企業や学生によるパフォーマンスや踊り流しが盛大におこなわれました。

各団体、そろいのはっぴや趣向をこらした衣装を身にまとい、音頭に合わせて足並み揃えて踊る姿は一見の価値ありです。

「みなさん みてねで まざんねかい」
この音頭に合わせて楽しそうに踊っている姿を見ると、こちらもついつい体が動いてしまいます。

日本最大級の大太鼓が鳴り

うねめ祭りの見どころの一つとして挙げられるのが日本最大級の大太鼓、十尺大締太鼓です。直径3.3mを誇り、ドンドンドンと力強い音を響かせます。

演奏者は女性で、大きな太鼓を演奏している姿はかっこいいですね。

定番のご当地グルメやちょっとレアな屋台まで

そしてお祭りに欠かせないのが屋台。
なかまち夢通りと大町通では、「うねめde縁日」が開催され、近隣飲食店でお得なサービスが受けられたり、ご当地グルメやお子さんが大好きなゲームなど約60のお店が並びました。

定番のお好み焼きややきそば、ケバブや韓国チキンなど、さまざまなメニューが盛りだくさんでした。

歴史が続いていくうねめ祭り

うねめ祭りは郷土の伝説である采女物語をもとにつくられたお祭りで、郡山と安積群9町村の合併を機に、市が一体となれる祭りをという想いからつくられました。

少し悲しい伝説ですが、1300年前の伝説を祭りとしてかたちにしています。

今年はこれまで中止していたミスうねめパレードや踊り流しの人数制限がなくなり、やっといつものうねめ祭りが戻ってきたという感じでした。

見に来ている人たちも浴衣やはっぴなど思い思いの衣装を着て、久しぶりのイベントを楽しんでいました。

いくつになってもやっぱりわくわく楽しいお祭り。これからもこの郡山の夏を彩ってほしいと思います。

郡山うねめ祭り

住所:福島県郡山市燧田195

アクセス:JR東北本線/水郡線「郡山」より徒歩で約2分

電話:024-921-2610 ※郡山うねめ祭り実行委員会

開催時間 10:00~22:00

駐車場:周辺駐車場利用

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。