寒く長い冬を耐えて、やっと福島にも春がやってきましたね〜!
福島市のお花見スポットを調べると、真っ先にヒットするのが「花見山公園」だと思います。
昔は地域の人がふらりと訪れて、四季の花を愛でていたという小さな山ですが、写真家の故・秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と賞賛したことで有名になりました。
今では全国各地からたくさんの人々が訪れる、福島県を代表する花の観光名所となっています。
毎年桜のシーズンは交通規制が行われます。
今年も、3月26日(土)から4月17日(日)の間は、近くまで車で行くことができないため、少し早めに山の様子を見てきました!
選べる3つの散策コース
散策路に入ると、
- 30分コース
- 45分コース
- 60分コース
と、3つのコースが設定されているようです。
体力や、その日の予定に合わせて選べるので安心ですね。
単なるお花見だと思ってあなどることなかれ。
山なので、結構急な坂もあります。
手すりがついている道もあるので、自信のない方はこちらをチョイスしましょう。
登りだけでなく、下りも意外と滑ったりするので気をつけて!
杖などがあるとさらに安全ですね。
自然からのプレゼント?!
ところどころにベンチや東屋があるのもうれしいポイント。
景色や花を見ながら一休み。
上の方まで登ると、福島市が一望できます。
市街地の中心にある信夫山や、まだ雪が残る吾妻連峰の眺めは、頑張って登った人に与えられるご褒美のよう!
桜も、それ以外も!さまざまな花が楽しめる
花見山では、一年通して、約70種類の花が咲き続けます。
桜と言っても、ソメイヨシノの他、ヒガンザクラ、トウカイザクラ、八重桜など、他にもたくさんの種類が咲くので、いつ行ってもきれいな眺めです。
ここからは、3月中に見られた花をご紹介します。
ロウバイは、12月から咲きはじめるので、花の上に雪が積もることがあり、それがまた風情があって、甘い香りも特徴です。
ツバキもたくさんの花を咲かせていました。
紅梅。青空にピンク色が映えますね。
この時咲き始めだったサンシュユは、4月上旬まで見頃。
タイミングがよければ、桜と一緒に見られます。
混雑を避けて楽しむポイントは?
桜のシーズンは、どうしても交通規制があったり、観光客が多く気軽に行くのを躊躇してしまうかもしれません。
でも、3月でもこのように花を楽しむことができるので、おすすめです。
また、桜が終わった4月下旬からも、ヤマモモやサツキ、ツツジなどを楽しむことができるので、ぜひ季節を変えて訪れてみていただきたいです。
中には、規制がはじまる7時前に桜を見に行くという方もいるんですよ!
早朝のハイキングもきっと気持ちが良いでしょうね。
にぎわい一番、桜シーズン
でもやっぱり満開の桜を楽しみたい!という方も大丈夫!
期間中は福島駅や臨時駐車場からのシャトルバスも充実しています。
山のふもとにも仮設トイレが設置されますが、15分ほど歩いたところに常設トイレもあり、こちらの広場が、シャトルバスの停留所になります。
15分歩くのは遠いな〜と思うかもしれませんが、道路脇にも菜の花畑があったり、モクレンやレンギョウなどたくさんの花が咲いているので、花を見ながら楽しく歩けてしまうものです。
こちらには、たくさんのおみやげ屋さんやキッチンカー、観光案内所などが並び、にぎやかな広場に変身!
近くには、うどんやおだんごなどの軽食が食べられる食堂や、花の写真館、鉢植えの販売、それに、なんと足湯も登場します!
たくさん歩いて疲れた足を癒して、お帰りくださいね♪
花の美しさ+人の温かさ♡
花見山は、花木農家の阿部さんという方が個人で所有する山になりますが、ご好意で無料解放してくださっています。
それだけでなく、花の説明やビューポイントの案内、木々の整備を行ってくださる、「ふくしま花案内人」という多くのボランティアの方々もいらっしゃいます。
花だけでなく、そういった「人の温かさ」を感じることができるのが、他にはない花見山の良いところだと思います。
遠方からでも、一度は訪れる価値があると思いますよ。ぜひ、お待ちしています!
花見山公園
住所:福島県福島市渡利地内
アクセス:<交通規制>2022年3月26日から4月17日(7:00ー17:00)
<シャトルバス>JR福島駅東口・6番乗り場から期間中毎日運行
大人(往復) 500円 小人(往復) 250円
乗車時間 約15分(20分間隔で運行)
<臨時駐車場>あぶくま親水公園(福島県福島市岡部上川原26)
シャトルバスで10分(協力金500円)
TEL:024-563-5554(一般社団法人 福島市観光コンベンション協会)
入園料:無料