参拝したらぜひ立ち寄りたい。穏やかな空間 検見川神社の「うたせ茶屋」

千葉市花見川区検見川町にある「うたせ茶屋」は、検見川神社の境内にあるお茶処です。

検見川神社は、古くから地域の信仰を集める由緒ある神社で、パワースポットとして地元住民や観光客に親しまれています。

参拝の後に立ち寄るのにぴったりなこの茶屋は、おいしい甘味や飲み物でホッとできる、そんな場所です。

今回は「うたせ茶屋」の魅力を、詳しくご紹介していきます。

参拝の合間に立ち寄りたい

検見川神社は、京成線の「検見川(けみがわ)駅」から徒歩約1分。
正面の鳥居から階段を上るとすぐ、神社本殿があります。その右側から奥に進んでいくと、“ぜんざい” や “甘酒” の のぼりが見えました。

この日は平日で静かでしたが、1日、15日や一粒万倍日は、参拝者の方も けっこういらっしゃるそうです。
「うたせ茶屋」には、縁起のよい甘味メニューがいくつかあります。

お米を使った「甘酒」、小豆を使った「厄除けぜんざい」、「八方除けあんみつ」は、まさに開運フードですね。

人気の定番メニューと季節限定メニュー

“お団子” や “わらびもち“ は、「ちょっと甘いものが食べたい」という時に丁度いい小さめのサイズです。

取材時は「初夏のメニュー」を提供していました。6月から、かき氷の販売が始まるとのこと。
ついこの間まで雨も多くジメジメしていましたが、急に気温も上がってきたので、この表示を見ると本当に初夏を感じます。暑い日に食べるかき氷の清涼感はたまりません。
季節ごとに変わるメニューがとても楽しみです。

お鍋では、“玉こん” を煮ていて、ふんわりと優しいお醤油の香りが、漂っていました。

今回は、期間限定のセットメニュー「甘酒・ミニよもぎ団子」をいただきました。
お団子は、小さいながらも “よもぎ ”の香りがしっかりとしていて、たっぷりのった“あんこ”とよく合います。
甘酒は、温・冷が選べたので私は温かい方にしましたが、トロッと濃厚で、心地よい甘さが広がりました。

居心地のよい 落ち着いた空間

神社内には琴の音が流れ、筧から落ちる水の音が響きます。

神社の荘厳な雰囲気と自然の美しさを堪能していると、すっかり現実を忘れてしまいそうです。

店内に座席はありませんが、お店の脇にオープンカフェが3席あります。

お店の前にもベンチがいくつかあるので、参拝の合間にちょっと一息するのもよいですね。

お店の向かいにも木やい草のベンチがあります。

手前に写っている大きな壺のお花は、“大賀ハス”です。
「世界最古の花」と呼ばれている“大賀ハス”は、この花見川区で発見されたとのこと、2000年以上前のハスの実から発芽・開花したハス(古代ハス)だそうです。
美しく、見ごろを迎えていました。

店内では、見ても楽しいお土産が充実

コンパクトな店内には、さまざまな種類の土産品が置いてありました。
検見川神社参拝記念の “らくがん”や “羊羹”といった和菓子から、和雑貨、神棚神具までさまざまな商品が揃っていました。

検見川神社オリジナルのお菓子

検見川神社参拝記念のお菓子には、「うたせ舟」が描かれています。

「昔この地域は海に面していた」 とは聞いていましたが、漁業や海上安全の守護神として、古くから信仰されていたんだな…と思うと、とても歴史を感じます。

  • けみがわの宮落雁

こちらは、栗鹿の子で名高い 長野の小布施堂で作られているそうです。口の中に広がる上品な甘さでお茶にぴったりです。

  • ひとくち煉り羊羹

こちらは日本橋 榮太郎の煉り羊羹。
検見川神社の御朱印帳と同じデザインで包まれているそうで、ステキです。

縁起物の和雑貨や置物

“まねきねこ”がかわいらしい小さなポーチや“がま口”など、和雑貨は見ていても楽しいです。

金のカエルに金のフクロウ、なんとも微笑ましい表情……。
思わず口元が緩んで、手を合わせたくなってしまいました。

検見川神社では、年間を通してさまざまな行事やお祭りが催されています。
8月には「ほおずき市」が開催されます。

木々の中で、季節ごとに変わるメニューを堪能すれば、訪れるたびに新しい発見があるかもしれません。
神社の歴史とともに感じる癒しの時間をぜひ楽しんでください。

うたせ茶屋
住所:千葉市花見川区検見川町1-1
アクセス:
JR総武線「新検見川駅」(西口)徒歩6分
京成電鉄千葉線「検見川駅」徒歩1分
連絡先:043-273-0222
営業時間:
平日 10:00~15:00
土日祝 10:00~16:00

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。