JR雀宮駅の近くに野菜の直売所があります。「畑市場(はるいちば)」です。子どもの習いごとの送迎時によくお店の前を通りがかっていて、気になっていました。お店に行くのは今回が初めてでした。
なぜ「畑市場」と書いて「はるいちば」と読むのか、ずっと気になっていたのでオーナーさんに聞いてみました。
沖縄の波照間島で農業に携わっていたオーナーさん。地元の宇都宮で農業をはじめるときに「沖縄に関わる言葉を使いたい」と考えたときに、「畑」と書いて「はる」と読む方言を思い出したそうです。
野菜が動きだす「春一番」の季節と、生産者としてみなさんに野菜を届ける「市場」、この2つを組み合わせて「畑市場」にしたのだと教えてくれました。
オーナーさんの想いがつまった畑市場をさっそく紹介します!
地元の風景を思い出す
直売所の入口に、手書きのウェルカムボードがありました。
この時季にしか食べられない白いとうもろこしが購入できるようですね。ぜひ食べてみたい!
こちらが畑市場の外観です。
まるで、田舎へ遊びに行ったような気持ちになる大谷石の石蔵。
母の実家は農家で、家の外には納屋があり、そこを秘密基地みたいにして遊んでいたことを思い出しました。なんだかとても懐かしい気持ちです。
人がにぎわう野菜売り場へ近づくと、上質な有機肥料とミネラル資材を使って育てられた野菜がところ狭しと並んでいました。
「プチぷよ」というかわいい名前のトマトや、枝豆が手前にあります。これらは見つけたらすぐに購入した方がいい人気商品なのだそう。
色とりどりの野菜は、見ているだけで元気になれますね。
こちらは「柔らか丸オクラ」です。少し大きめですね。オクラは私も娘も好きなので、購入決定!早く食べてみたいです!
お目当てのとうもろこしは……
そして、今日のお目当てである白いとうもろこしを買おうと思ったら、完売の札が貼られていました……。
しょんぼりしていると、スタッフの方が「ホワイトレディのとうもろこしなら少しだけありますよ」と教えてくれたので、そちらを購入してみました。
直売所としては珍しいのですが、LINEで前日までに連絡をすると野菜を取り置きしてくれるそうです。
野菜の値段もいち早く教えてくれるようなので、さっそく友だち追加をしてみました。次は予約をして取りに来ようっと。
ホワイトレディと柔らか丸オクラをいただきます!
購入したばかりのホワイトレディ。採れたてだからか、とってもみずみずしい手触りでした。
皮をめくってみると真っ白な粒がぎっしりと詰まっていました。
茹でると、真っ白だった粒が乳白色に変わっていくのも面白かったです。
とても甘くて、娘と一緒にあっという間に食べてしまいました。
柔らか丸オクラも茹でました。
包丁を入れてみると、普段食べているオクラと比べてとてもやわらかいことに気が付きました。丸いかたちもかわいらしい。まさに柔らか丸オクラです。
かつおぶしやだししょうゆで好きなように味付けしてもらおうと思って、お気に入りの器に盛りつけました。
シンプルな料理ですが、素材のうまみがぎゅっと詰まっていました。今度は冷たいうどんに合わせてみようかな……なんて、アレンジのアイデアも生まれます。
旬の野菜をたくさん取り扱っているので、行くたびに新しい発見がありますよ。お近くに行った際はぜひ「畑市場」にお立ち寄りくださいね。
畑市場
住所: 栃木県宇都宮市雀の宮1-3-21
アクセス: JR東北本線宇都宮線「雀宮駅」より車で5分
電話: 028-348-0692
営業時間: 9:30-12:30 (収穫シーズンのみ直売)
定休日: 不定休