なつかしく、新しい。宇都宮市西「もみじ図書館」

慌ただしく過ぎる毎日。少し疲れちゃったな、ちょっとだけひとりになりたいな…そんな時にふと思い出した場所があります。

それは、宇都宮市西にある「もみじ図書館」です。今回はこちらをご紹介します。

訪れた日は雨。入口に明かりを見つけ、なんだかうれしくなりました。アパートをリノベーションしてつくられたレンタルスペース兼民間の図書館なんです。
アパートの懐かしさが残っており、それがなんだか今はおしゃれに見えるから不思議です。

もみじ図書館、開館中

この場所は雨がとっても似合うんです。穏やかな時間が流れていてとっても落ち着きます。

穏やかな照明と木のぬくもりがある入口。前に来た時よりも本が増えているような気がします。

実は、娘が小学校の頃に、二人で自転車で道に迷いながら行った思い出の場所。ひとりでお邪魔するのは初めてかもしれないな。
訪れるたびに新しい発見がある…どこかせつなくて、懐かしい気持ちになります。

靴をはいたままで室内へ。入口をくぐるとカフェスペースが現れました。

日によってコラボ出店があり、飲食や持ち込みも可能です。

さて、ゆっくりと中を覗いていくことにします。

どこもかしこも本!

見渡す限りたくさんの本。まるで本の迷路に迷い込んだみたいな気持ちになります。
本棚にところ狭しと並んださまざまなジャンルの本たちが、私をお出迎えしてくれました。

どの本から読んでいこうかな。たくさんありすぎてついキョロキョロしてしまいます。

気に入った本があったので、読んでみようとイスに座ってみることにしました。
低い位置から本棚を眺めてみると…

本と本の間に何か飾られていることに気が付きました。

目の前に広がる小さな世界

それは…ジオラマでした。
小さな本のある世界観がぎゅっと箱の中に詰まっています。これはかわいくてずっと眺めていられます。

手元の本を読み終えて、他の迷路にも入ってみたくなり探検することにしました。

どこから眺める?

同じ空間の中でも本の展示方法が違うし、いつもは手に取らないような本も気になってしまいました。これは何時間でも居られそう…と本が好きな私はウキウキしてしまいます。

シリーズものや絵本までここに置いてある本はジャンルがさまざま。
それもそのはず。これらは寄付などで集められたものなので、一般的な図書館とは少し違うんです。

実際に借りていくことはできませんが、この場所に来て読むことができるので、訪れるたびに新しい発見があります。

お気に入りがきっと見つかる

室内にはいろんなイスがありますが、私のお気に入りはこのタイプでした。外の雨の降る音がBGMとなり、いつもの毎日忙しいお母さんから少しだけ解放された気持ちになりました。
いくつになってもひとりの時間を楽しめる気持ちを大切にしたいなと思いました。

新しい本との出会いがあるかも

2人掛けソファもあるので、大きくなった娘と一緒にきてここに並んで座ってみたいなと思いました。いったい今度はどんな本に興味を示すのか楽しみです。

もみじ図書館の周囲にはお店もあるので、近くを散策するのも新しい発見があって面白そうです。
お近くに行った際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。

もみじ図書館
住所: 栃木県宇都宮市西3丁目4-8
アクセス: 東武宇都宮線「東武宇都宮駅」 より徒歩で約10分
電話: 028-636-5136
営業時間: 10:00-19:00
定休日: 第2・第4土曜日、日曜日、祝日
駐車場: なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。