青葉区で歴史を学ぶ、豊かな自然に囲まれた「仙台市博物館」

ある日テレビを見ていると、「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」のCMを目にしました。
「なんだか楽しそう!」と調べてみると、近くの仙台市博物館で開催されていることが判明。
ときおりお散歩にも行く、緑が豊かで大好きな場所です。
今回は、そんな「仙台市博物館」についてご紹介します!

仙台の豊かな自然に囲まれた博物館

仙台城三の丸跡に建つ仙台市博物館へは、国際センター駅より徒歩8分ほどで到着します。
駅を出た際にフィギュアスケート選手のパネルがあり、「なんでかな?」と思っていたのですが、駅から博物館の道のりに日本におけるフィギュアスケート発祥の地とされる五色沼がありました。
近くは何度も通っていたのに新たな発見でした。
博物館は「杜の都」の愛称を持つ仙台らしく、豊かな自然に囲まれています。

館内の2階から外を眺めるとこちらの景色。新緑が目に優しく、癒されます。
仙台市博物館のホームページでは、周辺で撮影された植物や動物の情報が掲載されています。
お出かけ前にチェックして、自分の目で見に行くのも楽しみ方の1つです!

東北で見られるのはここだけ!特別展示

仙台市博物館では、常設展の他に年3回~4回、さまざまなテーマの特別展、企画展が開催されています。
今回開催されていたのは、「古代エジプト展」!全国8か所で開催されていて、東北で今回の特別展が見られるのは、この仙台市博物館のみです。
貴重な資料が身近な場所で見られるのはうれしいですね!さて、肝心の特別展の内容は…写真撮影が不可で、お見せすることができないのがとても残念なのですが、人や動物のミイラ、様々な埋葬品や、世界初公開の、ミイラのCT スキャンの研究成果など約250点が展示されていて、見ごたえ抜群。色彩豊かなパピルスや棺を見ているだけでも好奇心が刺激されて楽しいのですが、解説が分かりやすく、エジプトの歴史や文化に詳しくなくても楽しむことができました。
気付いた時には2時間も滞在していてびっくり。

仙台の歴史を紐解く常設展示

今回は特別展示のために開催されていませんでしたが、常設展では伊達政宗や仙台藩に関わる資料約1,000点が展示されています。展示物は入れ替えも行われるので、何度行っても新しい学びがあります。
また、博物館から徒歩5分ほどで、青葉城の本丸跡に行くことができます。
博物館で歴史を学んでから、青葉城跡にお散歩に行くのも楽しいですよ。
自分が暮らしている街の歴史を深く知ることができると、不思議とより愛着がわいてきますよね。

常設展にはボランティアガイドも

常設展では、ボランティア「三の丸会」の方々から資料の解説をしていただくことができます。
まだ利用したことはないのですが、きっと違う視点での見方を教えていただけて楽しそうです。

お得な割引チケットが購入できる

仙台市博物館では地下鉄の一日乗車券を提示すると、観覧券の購入時に割引を受けることができます。
土日用の一日乗車券は大人620円で購入できるので、博物館へ行った後に、別の駅にランチに行く場合など、お得に利用することができますよ。
今回私は一日で動物園と、ランチと博物館に行ったので、電車の運賃と観覧料で本来3,060円かかるところを、2,500円で巡ることができました。
お得な巡り方を考えてみるのもオススメです!

アクセスがよく、散策するだけでも楽しい

今回は、豊かな自然に囲まれていて、周りを散策するだけでも楽しめる仙台市博物館をご紹介しました。
街の喧騒から離れた落ち着いた場所にありますが、アクセスもいいのでぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

仙台市博物館

住所:〒980-0862 宮城県仙台市青葉区川内26番地
アクセス:地下鉄東西線 国際センター駅 南1出口から徒歩8分
TEL:022-225-3074 (仙台市博物館情報資料センター)
営業時間:9:00―16:45 (入館は16:15まで)
休館日:月曜日 (祝日・振替休日の場合は開館)
祝日・振替休日の翌日 (土曜日・日曜日、祝日の場合は開館)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。