関東のお伊勢参りはいかがですか? 成田市「船形麻賀多神社」

新年を迎えて、もう2ヵ月が経ちました……月日が過ぎゆくのはとても早いですね。
今回は「船形麻賀多神社(ふなかた まかたじんじゃ)」をご紹介します。

船形麻賀多神社の歴史

麻賀多神社の歴史は、はるか昔の西暦111年ごろまで時代をさかのぼります。

当時、東国を治めるために遠征していた日本武尊(やまとたけるのみこと)が、印旛沼から上陸して千座山(ちくらやま)にある大杉に鏡をかけました。
そして鏡の前で伊勢の方角を向いて拝み、天照大御神(あまてらすおおみかみ)に東国の平和を祈願したそうです。

この鏡は「印波国魂澳津鏡(いんばのくにたまおきつかがみ)」と呼ばれて大切に崇められるようになり、やがて周辺の人々もここで五穀豊穣を祈るようになります。

その後、大和時代にこの地域を治めていた、初代の印波国造(いんばのくにのみやつこ)である伊都許利命(いつこりのみこと)が、鏡をまつるためにお宮を創建しました。

これが、船形麻賀多神社の始まりです。

伊都許利命もお参りできる

先ほど出てきた初代の印波国造(いんばのくにのみやつこ)、伊都許利命(いつこりのみこと)について詳しくご紹介します。

伊都許利命は、成田市史4世紀に国造として民を教え導いた人物です。
殖産・農耕を盛んにし、この船形麻賀多神社を創建しました。

伊都許利命が亡くなったあとも、その御霊は神霊として崇拝され、人々の信仰を集めてきたそうです。

現在は、伊都許利命が眠る古墳が「伊都許利神社」としてまつられていて、神社庁にも登録されています。
神社入り口右手側に古墳墓があり、道路側には古墳へのぼる階段があります。

一度のぼってみたことがあるのですが、結構急な階段ですので気をつけてくださいね。

関東のお伊勢参り

お伊勢参りと聞くと、三重県の伊勢神宮が一番に思い浮かびます。

お社の掲示板で「関東の伊勢参り」というお知らせを見たとき「どういうこと?」と思いました。
なぜそういわれるのか……それには大きな2つの理由があったのです。

1つ目の理由は、日本武尊(やまとたけるのみこと)がこの地で鏡をかけて、伊勢の天照大御神(あまてらすおおみかみ)に祈りをささげたこと。

そして2つ目の理由は、この神社にまつられている神様です。
成田市史4世紀に伊都許利命が、稚日霊命(わくひるめのみこと)と稚産霊命(わくむすびのみこと)という、伊勢の天照大御神との縁が深い2柱の神様を麻賀多神社に迎えました。

この2つの理由から、麻賀多神社は「関東の伊勢参り」と呼ばれるようになったそうです。

また、成田市内には麻賀多神社が2つあり「なぜ、同じ地域に同じ名前の神社があるのだろう?」と思っていました。

2つの麻賀多神社のうち、今回ご紹介している成田市船形(ふなかた)にあるのが奥宮、約1km離れた成田市台方(だいかた)にあるのが本社です。

もともと船形の麻賀多神社は、「真賀多真(まがたま)大神宮」という社名でした。

奈良時代の推古天皇の頃になってから、当時の国造だった広鋤手黒彦(ひろすきてぐろひこ)によって、2柱のうちの稚産霊命を台方へうつしたのだそうです。

そしてその台方のお社を本宮と定めたのに対して、発祥の地である船形の麻賀多神社は澳津宮(おきつのみや)、現在でいう奥宮となりました。

「関東の伊勢参り」といわれる理由、そして「なぜ、同じ地域に同じ名前の神社があるのだろう?」の答えは、こういうことだったんですね!

もとは1つの神社に2柱の神様がいたことや、神社が2つに分かれた経緯を知り、私にとっても新たな発見になりました。

より深く知ることって、なんだか楽しいですね♪

御神木からパワーチャージ

伊都許利命、稚日霊命へのお参りができたら、ぜひ立ち寄っていただきたいのがお社の裏にある御神木です。

この御神木は、樹齢約650年の大杉です。
空へ向かって真っすぐ高く伸びる御神木……癒されますよ~。
私はこの御神木の前で、よく深呼吸をしてリセットしています。

不思議と心が落ち着き、気持ちも前向きになれるんです。
ぜひ、御神木でパワーチャージしてみてください♪

豊富な御朱印が大人気

お参り・パワーチャージも終えて帰る前に……
社務所の開いてる日は、ぜひ御朱印をいただいてからお帰りください。

というのは、この神社の御朱印……めっっっちゃ大人気なんですよ!

さまざまなおみくじ・お守りではなくて、こんなに絵柄の豊富な御朱印がある神社って見たことありますか?

これらすべて、社務所内でお一人の方が書かれています……すごいでしょう?

伊都許利、稚日霊命、麻賀多神社の御朱印のほかに、お誕生月の方がいただけるものや、雨天時限定のものまであるんです。

毎月1日・15日の2日間は、必ず社務所が開く日ということもあって、上の写真のように神社は大変混雑します。

すべての御朱印をお一人の方が丁寧に書いてくださっているので、いただくまでに1時間待ちということもよくあるそうです。

受付時間がありますが、状況により変更される場合もありますので、午前中から足を運ばれることをおすすめします。

(取材させていただいた日も、係の方がお声がけされていました)

日にちは毎月異なりますが、1日・15日の他にも社務所の開く日があります。
詳細はInstagramに掲載されるのでチェックしてみてください♪

実は取材した際に、私も御朱印を書いていただきました!

台方と船形、両社の麻賀多神社の御朱印をならべると圧巻ですね。
関東のお伊勢参り……私は、今回が初かもしれません!

ここのおみくじは、画像のようにメッセージで伝えてくれます。
その時々の心情とリンクすることがあって、おもしろいですよ。
2種類あるので、ぜひこちらも引いてみてください♪

この記事を読んでくださったみなさまにも、訪れてくださったみなさまにも、健康かつ、たくさんの幸せが訪れますように。

船形麻賀多神社
住所:千葉県成田市船形834
アクセス:JR成田駅西口から京成バス千葉イースト加良部線「JR成田駅西口」バス停→「はなのき台」バス停(終点)から徒歩約10分
TEL:090-2557-1417
営業時間:参拝自由、御朱印の受付は9:00-12:00と13:00-15:00
定休日:なし(御朱印の受付は毎月1日・15日とInstagramでお知らせした日のみ)
駐車場:あり

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。