佐倉市上座にある、木のおもちゃのお店「MotnerMoon(以下マザームーン)」を紹介します。
前から気になっていたお店で、今回は友人の出産祝いを選ぶためにお邪魔させていただきました。
店内にあふれる木のおもちゃたち
お店の玄関にも、かわいい木のおもちゃが飾られています。
期待に胸がふくらみ、ドキドキワクワクしながらドアを開けました。
小さな店内は、おもちゃが詰まった宝箱みたいです。
床から天井までたくさんのおもちゃが飾られていて、まるで物語の世界に入り込んだようなな感覚になります。
棚にはたくさんの木の人形たち。
どこを見ても「かわいい!」が止まりません。
近くで見ると、それぞれがとても表情豊か。
ブレーメンの音楽隊や三匹やぎのがらがらどんなど、絵本の世界に登場する動物たちもいました。
カラフルで種類豊富な木のパズル
友人の出産祝いはパズルにしようと考えていたのですが、種類がたくさんあって悩みました。
色や形が違うのはもちろん、パズルの難易度もさまざまあります。
決めたのはこちらのタイプで、動物のピースが立体的に重なっています。
動物のシルエット部分しかヒントがないため、パズルとしては少し難易度が高いそうです。
赤ちゃんの時は色や手触りを感じて、少し大きくなったら動物ごっこ、慣れてきたらパズル、というように年齢に合わせて長く楽しめそうなのが選んだ理由です。
木の質感と色味がとてもきれいで、使わない時は飾って置けるデザインも決め手になりました。
定番の木のおもちゃ、懐かしいおもちゃ、ボードゲームも
木のおもちゃは、ままごとや乗り物など多種多彩。
木の手触りを感じながら遊べるおもちゃがたくさんありました。
懐かしい花はじきやチェーンリング、ボードゲームもたくさんありました。
「SAGALAND」は、おとぎ話をモチーフにした2~4人で遊ぶ宝探しゲーム。
持ち運びしやすいミニサイズで、6歳頃から楽しめるそうです。
子どもがときめく遊べるスペースも
お店の奥には、おもちゃで遊べるスペースがあります。
低い天井のライトにあたたかく照らされた空間。
テントや屋根裏部屋のような雰囲気は、子どもたちが大好きですよね。
カラフルな積み木、小さなベッドとお人形、壁には手描きの絵。
まるで絵本の世界に入り込んだみたいです。
音の出るおもちゃと絵本もありました。
小さな空間にたくさんの発見が詰まっていて、子どもたちがキラキラした目で遊ぶ様子が目に浮かびます。
帰る時間になっても「まだここにいる!」という言葉が飛んできそうです。
個人的に気になったのはこちらのおもちゃ。
縦横に並んだ小さな穴に金属製の玉が入っていて、マグネットになったペン先を近づけると玉が上がり、点を描いたようになります。
試しにアルファベットの「M」を描いてみました。
ポチポチと玉がペン先に吸い付く感触が気持ち良くて、いろいろなものを描いてみたくなります。
節句飾りのおもちゃ
端午の節句飾りもありました。
木の素材感はそのままに、優しい色がつけられています。
金太郎がよいしょと鯉を持ち上げていたり、鯉に乗って一緒に泳いだり。
わっぱのお弁当型の箱にぴったり詰めて収納されているのもステキですね。
桃の節句の雛飾りもあるそうです。
広いスペースがないおうちでも飾りやすいですし、積み木のように楽しめるのもうれしいですよね。
「触らないで!」と注意するのではなく、「たくさん触って遊んでごらん」と声をかけてあげたくなる節句飾りです。
「いいおもちゃを伝えていきたい」という志(こころざし)
マザームーンは、木のおもちゃと絵本のお店として 2000年にスタート。
子どもの育ちに必要なよいおもちゃを選んで、丁寧に紹介することを続けてきたそうです。
お店を始めたきっかけは、自分の子どものためのよいおもちゃがなかなか手に入らなかったこと。
それからご自身でおもちゃについての学びを続けられていて、おもちゃを学ぶことは子育てを学ぶこと、その先に教育があり、おもちゃの先には「人を育てる」ことがあると教えてくださいました。
いつしか幼稚園や保育園とのつながりができて、施設の環境作りの提案もされているそうです。
私の子どもが通っている保育園にも、マザームーンのおもちゃがあるんです!
お迎えに行ったときに楽しそうに遊んでいる様子を、何度も見たことがあります。
聞かせていただいたエピソードで、印象的なものがありました。
ご友人におすすめされて、赤ちゃんと一緒に来店されたあるお客様。
とてもよいお店だったとお母様に話したところ、そのお客様が子どもの頃に、お母様もマザームーンでおもちゃを買っていたそうなんです。
長く愛されるお店だからこそ生まれたエピソードに感動してしまいました。
我が家にも、私が子どもの頃に遊んでいたおもちゃで、今は私の子どもが遊んでいるものがあります。
母が長い間、大事に取っておいてくれたものです。
木のおもちゃには、そうやって長く受け継がれるよさがあると思います。
マザームーンには、そんなあたたかい想いが自然とあふれるおもちゃが集められているんですね。
お店は住宅街の一角で駐車場もあります
お店の場所は住宅街の一角で、近くに公園や小学校があります。
駐車場は、お店(写真の左のベージュの建物)の向かい側、青い車が停まっている砂利のスペースです。
国道296号線成田街道側から入っていくと、くねくねした道の先、細い坂道を下ったところにあります。
ゆっくり安全運転で来てくださいね。
マザームーンは、木のおもちゃに囲まれて、子どもも大人もあたたかい気持ちになれるお店です。
ぜひ足を運んでみてください!
入り口ではアヒルのドロシーちゃんが迎えてくれますよ。
MotherMoon(マザームーン)
住所:千葉県佐倉市上座1169-7
アクセス:京成本線「ユーカリが丘駅」北口徒歩約10~15分
TEL:043-464-2370
営業時間:11:00-18:00
営業日:木・金・土曜日