仙台市太白区の向山には、860年以上の歴史をもつ、虚空蔵山大満寺(以降、大満寺)というお寺があります。祀られる虚空蔵大菩薩(こくうぞうだいぼさつ)は、不思議な力により窮地に陥った者を救う菩薩。全国から訪れる方がいるほど、がん封じで有名なお寺です。
そんなありがたいお寺に、2年半ほど前に、ほっと一息つけるカフェができました。
日々の喧騒から離れ安らげる、寺カフェ誉れ庵をご紹介いたします。
石段を登ったその先に
誉れ庵はお寺カフェ、石段をのぼった、その先にあります。
長ーく続く石段!なんと196段ありました。のぼりがいがあります。
お邪魔した日は、ぐっと冷えた日でしたが、のぼりきった後は、からだが、ぽかぽかでした。
他の参拝客の方と石段ですれ違いましたが、自然とお互い「こんにちは」と笑顔が出る、心地のよいかんじ。木々の間から漏れる光がきらきらと、とてもきれいで、気持ちよくのぼることができました。
お寺カフェ誉れ庵に到着
長い石段をのぼり切ったところから右手の奥に、お寺カフェ誉れ庵があります。
カフェの入口は、お寺に合った落ち着いた佇まい。赤いのれんがかかっています。
外の看板には、『甘酒始めました!!』の文字が。これから仙台はどんどん寒くなるので、甘酒はうれしいですよね。白玉ぜんざい、味噌こんにゃく、どれもおいしそうで気になります!
店内はいろいろなお席があったのですが、今回はお外が見えるソファー席にて、1人でゆっくりさせていただきました。
元々、参拝客の方が安らげる場所を、ということでできたというカフェ。そんな優しい気持ちが伝わる、暖かな雰囲気があります。
店内に流れる癒しの音楽と、キレイな景色を見ながら、のんびり、のんびり。
たくさんの方が一緒に座れるテーブル席、お座布団のところもありました。ご家族やお友達と一緒に参拝した後、こちらでお喋りして楽しいひと時を過ごすこともできますね。
お寺カフェならではのネーミングメニュー
メニューも豊富で、何にしようかわくわくしながらお品書きを拝見していたのですが、そこで面白いことに気がつきました。
お品書きのネーミング!息災コーヒー、菩薩ジュースなど、お寺カフェならでは!これは見ていて楽しいですね。
他にもお寺カフェならではのメニューがあるので、見つけてみてください。
メニューはオープンから2年半で少しづつ増えているそうで、何を注文させていただこうか迷ったのですが、無性に食べたくなった白玉ぜんざいをお願いしました。
ほかほかの湯気が立っておいしそう!食べてみると、ぜんざいの甘さと温かさで、ほっと落ち着きます。もちもちの白玉もおいしい!添えられた塩昆布がまたいい具合です!
お茶は無料でいただけます。名前はずばり「虚空蔵尊延命茶(こくうぞうそんえんめいちゃ)」。こちらもお寺ならではのネーミング!いただいたら、ご利益にあずかれそうな気持ちになりますね。
だるまやお寺グッズもあります
カフェ内は、だるまやお寺グッズも販売中。
お寺グッズは、全てオリジナルデザインだそうです。他では手に入らないオリジナルグッズと、ずらっと並んだだるまが迫力ありますね。(グッズは別途、ご祈祷していただくこともできるそうです。)
誉れ庵の外から見える景色
カフェを楽しみに伺ったのですが、外に出てみると、とっても良い景色も見ることができ、さらに得した気分になりました。
そうだ、忘れていたけど、あの石段を登ってきたんだ!ぜひ訪れてご覧ください、この高台からの景色を!仙台の街並みがよく見えますし、自然も豊富なので、季節ごとにいろんな表情を楽しめそうです。
お寺の一角には、こんなかわいい十二支もいて、思わずパシャリ。
安らぎの雰囲気が心地よく、心静かに落ち着いた時間を過ごすことができました。
お得なスペシャル情報!
毎月1日と13日は誉れ焼きとコーヒーのセット(誉れ庵セット)がお得!通常550円のセットが100円引きの450円でお楽しみいただけます。
不定期ですが、出会えたらラッキーなお琴の生演奏やイベント開催もあるそうなので、是非チェックしてお出かけしてみてくださいね。
誉れ庵 虚空蔵山頂 休憩所
住所:宮城県仙台市太白区向山4-17-1
アクセス:仙台市営地下鉄南北線「愛宕橋」から徒歩約16分
TEL:022−266−6096
時間営業:10:00-15:00
定休日:火曜日
※お正月期間(1月1日〜1月31日)は毎日営業予定