一度食べたら離れられないパン「小麦の奴隷」佐倉うすい店

衝撃的な店名から、ユニークな商品名、そして名前負けしない確かな実力のパン。
きっとあなたもとりこになる、「小麦の奴隷」。

「奴隷」という命名からは想像もつかない素晴らしいお店なので、安心してご覧ください。
京成臼井駅北口を出て徒歩2分程度の場所にある、ステキなパン屋さんのご紹介です。

インパクト抜群の店構えにかわいらしい店内が華やか

臼井駅から少しの通り沿いに構えるお店は、黒地に金の文字で「小麦の奴隷」と書かれた高級感とインパクトの強い看板で遠くからでも目を引きます。ですが圧迫感は一切なく、巳年に合わせた装飾で入りやすさも演出されています。

店内はそこまで広くなく、同時に入るなら4~5人といった印象。
きれいにライトアップされた店内と、どこかかわいらしい角の配置で、入ったらすぐパンが出迎えてくれるような感覚を受けます。

このお店、実はホリエモンこと堀江貴文氏が、「パン好きはおいしいパンを毎日食べたい」「パンはお店で買うもの」というニーズは日本全国にあり、そのニーズに刺さるように考案されたお店です。

冷凍生地を使うことで品質を一定に保つこともでき、全国の店舗で高クオリティを維持できるということで店舗を拡大し、100店舗以上展開しているようです。

30種類以上のパンはユニークな名前でインパクト抜群

「小麦の奴隷」さんではおよそ30種類以上のパンを楽しむことができ、季節限定商品もあり、いつ訪れてもおいしいパンと出会うことができます。

特徴としてまず挙げられるのが、商品名。

チーズがたくさん入ったチーズ好きのためのパン「チーズーチーズ―Jr.」、たらことチーズの入った「博多のタラちゃん(たらこチーズ)」、ふんわりしたドーナツ生地にチーズとハムが包まれる「とっとこハムチーズ(三角ドーナツ)」など、名前で楽しめてインパクトもあり、商品の特徴もつかめます。
お子さんが喜びそうですし、お子さんがいる方はぜひおすすめです。

モチモチしたパンの甘みが最大の武器

そんな面白い名前のパンですが、どのパンも名前負けしません。

私が購入した商品は5つで、お値段は1,600円。取っ手付きの紙袋も30円で購入できます。
紙袋はオレンジが映えるしっかりした紙袋で、私はとてもお気に入りです。

5つの商品はそれぞれ違った形のものを購入しましたが、どのパンにも共通するのが「モチモチ感」。
購入してから1時間程度経ってから食べましたが、電子レンジで数10秒温めてから食べるだけで、焼きたてのようなモチモチ感。
このモチモチ感はなかなか他のパン屋さんでは味わったことがなく、小麦の奴隷さんの特徴であり強みと言えそうです。

モチモチしたパンが好きな方は必ず食べてほしい!

では、各パンをご紹介します。

まずは、お店の名物、人気No.1の「ザックザクカレーパン」。
四角いブロックのようなものがまわりにたくさん付いているのが特徴の、印象的な見た目です。

二度食べているのですが、一度目は買ってすぐ温めずに、二度目は家まで持ち帰って、レンジで20秒ほど温めてから食べました。

どちらの場合でも言えることは、冷めていても出来立てから時間が経っていても変わらないサクサク感!
カレーパンと言えば周りのサクサク感が重要だと考えているのですが、これまで食べたカレーパンの中で圧倒的です。名前の通り「ザックザク」とした食感が満足感を演出します。

ただ、このカレーパンの魅力は周りのザクザク感だけではありません。パン生地自体はモチモチとしており、ザクザクだけではない別の楽しみも同時に味わえるので二度おいしいです。
辛すぎずコクのあるカレーは、ごろっとしたジャガイモで具在感が強く、旨みを生地に負けずに感じられます。

次に紹介するのは、人気No.3「君かわうぃ~ねメロンパンちゃん」。
名前が印象的ですが、カレーパンと比べると、見た目はいたって普通のメロンパンです。

ただ、これも正直今まで食べた中で一番おいしいと思える一品でした。
カレーパンと同様、メロンパンの周りのクッキー生地はサクサクとしていて、パン生地はきっちりモチモチしており噛むたびに甘さを感じることができます。

市販のメロンパンだと、もっさりして水分が取られるような生地の場合もあると思うのですが、このメロンパンは、中身がぎっしり詰まっているのに、もっさり感が全くありません。
モチモチ感もありながら軽やかさもあり、サクサクと食べ進めることができます。

その生地のおいしさと軽やかさ、愛らしい見た目とあいまって、「君かわうぃ~ね」と言わざるを得ませんね。

その他3品は、日替わりのどうぶつ生地による「アニマルコロッケパン」、

(この日は、かわいいネズミさん?)

粒マスタードのアクセントとふんわり柔らかく甘いブリオッシュ生地がマリアージュして、柔らかい角煮を包む「角煮パン」、

ジョンソンヴィルのソーセージを使用した、パリッと肉汁あふれるソーセージで食べ応え抜群の、「肉たらしいらしい」、

と、さまざまな特徴を持ったパンがあるのでいろんな楽しみ方もできますし、どんな人にもおすすめできます。

店名の由来がまさにこのお店を体現

印象的なネーミング、インパクトに負けないモチモチおいしいパン、特徴的な商品と独自性のある「小麦の奴隷」さんですが、店名がすごくセンセーショナルですよね。

この店名の由来は、お店にポスターで掲示されていました。

狩猟採集民族から農耕民族になった人類は、定住を始めてコミュニティを維持するため、食料として穀物を育て続けなければならなくなった。このことを「小麦の奴隷」となった、と表現されています。

店名の由来はインパクト抜群ですが、まったく名前負けをしていないなと感じており、私自身、取材で一度訪れてから再度訪問するなど、このお店のパンに虜になってしまっています。

「ザックザクカレーパン」をはじめとして、このお店にしかないパンがあり、ここでしか味わえないおいしさがあるので、「奴隷」とまでいかずとも、このお店のパンをまた求めてしまいます。
一度食べたら離れられない、そんなパン屋さんだと思います。

地域密着で地元に溶け込むパン屋さん

そんな「小麦の奴隷」佐倉うすい店さん、最後にステキな取り組みをご紹介したいと思います。

私が一度目に訪れた際、小学生くらいの2人組みの少女の方が店長さんとお話をされていました。後日お話を伺うと、職業体験のような形で店舗に近隣の小学生を受け入れたとのことで、地域に溶け込むパン屋さんとしてとても好感を持ちました。

また、平日の午前中に伺ったのですが、フードロス削減のためにパンが袋いっぱいに入ったセットが売っておりなんと500円。
環境にも優しく、家計にも優しい。ステキな取り組みだなと思いました。
中身はカレーパンや角煮パンなども入っており、とてもお得な商品だと思います。

前述の通り、時間がたってもモチモチしているので、満足できること間違いなしです。

店名のインパクトからは想像もできないような優しい取り組みと、モチモチした独自性のあるパン、きっと訪れたみなさんはみんな虜になってしまうのではないでしょうか。

小麦の奴隷佐倉うすい店
住所:千葉県佐倉市稲荷台1-11-5
アクセス:京成線「京成臼井駅」北口徒歩1分
電話番号:080-6352-7259
営業時間:【火~金】9:00〜16:00【土日祝】9:00~18:00(売り切れ次第終了)
定休日 :月曜日(祝日は営業、翌火曜休)
駐車場 :無
※年末年始等臨時休業する場合があります。最新情報は店舗にご確認ください。

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。