今回は、学問の神様として名高い菅原道真公が祀られている、杜の都の天神さま「榴岡天満宮」をご紹介します。
場所は仙台の桜の名所として有名な榴岡公園の隣です。
この日は自家用車で向かい、たまたま境内奥にある駐車場に停めることができましたが、台数に限りがあるので(駐車できるのは20台前後でした)、できれば公共の交通機関を利用することをおすすめします。
榴岡天満宮まで電車で向かう場合は、仙台駅東口から徒歩15分、JR仙石線榴ケ岡駅からは5分です。地下鉄東西線宮城野通駅からは徒歩10分。
こちらの石段を上って境内へ向かいます。
石段を上り鳥居をくぐると、たくさんの句碑や歌碑が並んでいます。この場所以外にも境内の至るところに並んでいて、中には松尾芭蕉の句碑もあります。
小高い眺めのいい場所で、歌人の思いにひたりながらゆっくりと時間を過ごすのも良いのではないでしょうか。
学問の神様 菅原道真公
榴岡天満宮には学問の神様と言われる菅原道真公にあやかりたいと、たくさんの受験生が合格を願って参拝に来る、聖地となっています。私も学生のときには学業成就を願いに来たものです。
そして時が経って今、娘が受験生です!
今度は親の立場となり、娘の無事合格をお願いするために訪問させていただきました。
手水舎で手を清めて先に進むと、撫で牛が祀られています。
榴岡天満宮のホームページによると、これは菅原道真公が誕生した承和12年が乙丑(きのとうし)であったこと、亡くなるときに轜車(じしゃ)を「人にひかせず牛の行くところにとどめよ」との遺言を残したことなど、多くの牛の伝承や逸話があることに由来していて、牛を「神使(かみのみつかわしめ)」として、この撫で牛が神と参拝者をつなぐ役割を果たすとされているとのことでした。
この日も、参拝にきていた多くの方が牛の頭や頬を何度も撫でていましたよ。
撫で牛の前を進むと、とても立派な朱色の唐門があります。ここをくぐって拝殿へ向かいます。
難関突破の合格の輪
これは「難関突破の合格の輪」です。
通常だと茅の輪は八の字を描くように通り抜けるのですが、こちらは難関突破を目指して一直線に通り抜けることになっているそうです。
本殿の幣拝殿です。
しっかりと合格祈願をしてきました。
この日はちょうど境内全域のすす払いを行う日だったため、はしごがかかっていました。
こちらの隣にも撫で牛が祀られています。
おみくじはさまざまな種類がありました。
特に気になったのは、この「願い叶え鯛」というおみくじ。ゴールドのかわいい鯛の中からひとつを選ぶおみくじです。色も形もおめでたい感じがして、持ち歩くだけでもいいことが起こりそうですよね。
こちらは授与所です。寒い日でしたが、多くの方が訪れていました。
私は娘のために絵馬と御守りをいただきました。色や大きさ、柄も大変種類が多く、どれをいただこうかと迷いました。
絵馬所にはたくさんの願いが込められた絵馬がありました。ここだけではなく奥にも広がっています。ぱっと見たところ、やはり合格祈願の絵馬がとても多く、受験生たちの互いに志を支えるパワースポットとなっていることを感じました。
仙台市街地にも関わらず、とても静かで居心地も良い場所です。皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか。
榴岡天満宮
住所:宮城県仙台市宮城野区榴ケ岡105-3
アクセス:JR仙石線「榴ケ岡駅」より徒歩3分、仙台市営地下鉄東西線宮城野通駅より徒歩10分
営業時間:9:30-16:30
電話番号:022-256-3878