仕事終わりにふらっと行けちゃう♪磐梯熱海駅前の足湯

仕事で1日歩き回った日は、疲れた足を翌日に持ち越したくない!そんな時にうってつけの場所が郡山市内にあると聞き、さっそく行ってきました。

駅前の足湯で癒しのひととき

JR磐越西線で郡山駅から13分。磐梯熱海駅のロータリー内にあるのが「磐梯熱海駅前足湯」です。こちらの足湯、なんと誰でも無料で利用することができます。営業時間は「午前9時から日没まで」と少し変わった時間設定ですが、この日は、午後6時に到着した時点で利用者が2人。8月の日の長さを考えると営業時間内のようでした。

湯船の中央からは、常時こんこんとお湯が湧き出ています。お湯の色は無色透明。温泉にありがちな、硫黄のような匂いなどはない様子。手荷物置き場にバッグを置き、素足の汚れを落としてさっそく足を浸けてみました。

お湯は熱く、スルリと浸かることが叶わない温度でした。それもそのはず、こちらの磐梯熱海温泉は、源泉が50度ほどあるそう。ぐっと我慢して浸かるのも温泉の醍醐味ではありますが、ここの足湯はぬるめの場所も設けられているので、まずはそこに浸かって足を湯に慣らすこともできます。

体はポカポカ、心はスッキリ

しばらく浸かって1日の疲れをお湯に溶かしていけば、足だけでなく体もポカポカしてきました。ぬるめのお湯に慣れた頃、ついに熱めのお湯にもチャレンジ。一度浸かってしまえば、あとはじんわり暖まるだけ。体がどんどん汗ばんできます。
お湯から出た頃には、むくんだ足もどこかスッキリ。足だけしか浸かっていないのに、お風呂に入った後のようにサッパリとした気持ちになりました。

足湯の隣には、さらに足の健康を高められるような「足つぼ」スペースもありました。
踏んでみましたが、ランダムな凸凹が足の裏を刺激して、私はまともに足踏みすることができませんでした。また、足湯には簡易脱衣所もあるので、ストッキングやタイツを着用している時でも、気にせず足湯を堪能することができるのもうれしいポイント。加えて、駅内にある磐梯熱海温泉観光協会ではタオルが販売されているので、足湯を利用したいのにタオルが無い!なんていう時でも安心です。タオルを買って足湯に浸かった後は、ついでに近隣旅館の温泉に入って帰る、なんていう簡単日帰りプランもできそう。近場にこんなにステキなリラックス空間があるなんて、利用しない手はないですね。

800年余の歴史を持つ磐梯熱海温泉

磐梯熱海温泉は、800年以上もの歴史があるそうで「美人の湯」とも呼ばれています。そのひみつは、お湯のpH値にあるようです。磐梯熱海温泉のph値は9.1で、一般的な石鹸とほぼ同じ値。泉質は「アルカリ単純泉」です。アルカリ性のお湯は、皮膚表面の古い角質がふやけて落ちやすくなるため、肌がスベスベになるそう。そして「単純泉」なので、肌への刺激も少ないんだとか。また、入浴により改善が期待できる症状として、「きりきず」や「やけど」が挙げられるので、肌にいいこと尽くしの温泉であることがわかります。磐梯熱海温泉は、小さいお子さんやお年寄りがいる家庭の家族旅行にピッタリの場所かもしれません。次は家族を誘って来ようと思いました!

磐梯熱海駅前足湯
住所:〒963-1309 福島県郡山市熱海町熱海2丁目9
交通:JR磐越西線磐梯熱海駅からすぐ
営業時間:午前9時~日没まで
利用料:無料

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。