五橋の老舗絶品とんかつ屋さん 「かつせい」

今回は、タイムスリップしたかのようなレトロな店構えと、サクッとジューシーなとんかつが有名な、「とんかつ かつせい」さんをご紹介します。

食べることが何よりも好きな私は、仙台に越してきて以来、事あるごとにおすすめの飲食店を人に聞いています。

そこで、必ずと言っていいほど名前があがるのが今回ご紹介する「かつせい」さんです。
聞くところによると、県外から訪れる人もいるほどの有名店なのだとか!

歴史を感じる店構え

「かつせい」さんの近くには新しいマンションやオフィスビルが多く、レトロな店構えはここだけタイムスリップしたかのような雰囲気です。
きっと、お店をずっと見守っているのであろう暖簾もほつれて修理された跡がみえ、その歴史を感じさせます。

オープン前に到着がおすすめ

行列必至と聞いていましたが、この日は偶然5分ほどで入店できました。
雨の日に伺ったからかもしれません。

しかし、普段は開店時間の11時には数組のお客さんが並んでいるのをよく見かけます。
確実に短い待ち時間で入店するには、開店時間より前の到着がおすすめです!

音と香りだけでお酒が飲めそう

お席はカウンターとテーブル、小上がりがありました。

店内には「特ロース!特ヒレー!」と活気ある声がひびき、カウンター席からは、ご主人が手際よくとんかつを仕上げていく様子が伺えます。

ジュワ~っと、とんかつが揚がる音と、香ばしい匂い、ザクッザクッとカットする音にたまらなく食欲がそそられます。

隣の席のおじさまは、ビールと共にとんかつを召し上がっていました。なんとも羨ましい限りです。

脂がおいしいロースかつ、うまみの詰まったヒレかつ

特ロースかつ、特ヒレかつをお願いしようかと思ったのですが、お肉に厚みがあるため、少し時間がかかるとのこと。

時間の都合で今回は断念し、ロースかつ定食と、ヒレかつ定食をお願いしました。
定食にはごはんとキュウリのお新香、なめこのお味噌汁がつきます。

注文後、10分足らずで私が頼んだロースかつが運ばれてきました。
縦だけではなく、横にもカットされていて一口サイズで提供されます。食べやすくてうれしいですね。

テーブルに置かれたお塩と、つぼに入ったお醤油、ソースでお好きにいただけます。

さて、まずは何もつけずに一口かじると、粗目のパン粉のザクっとした食感、弾力があるのにスッと歯が入る絶妙な火入れ、脂の甘みがおいしくて思わず顔がほころびます。

お塩とレモンでいただくと、脂の甘みがより感じられました。トロッとしたソースは甘辛で、酸味は控え目。
どう食べてもおいしくて、次の一切れは何で食べようかと迷ってしまいます。

一方のヒレかつはロースよりもさらに柔らかい、ほぐれるような食感で、赤身肉の持つ旨みがぎゅっと詰まっています。

2種類頼んだ時はいつも、「どっち派だった?」という会話をするのですが、今回ばかりは決められませでした。おふたり以上なら、ぜひシェアしてどちらも味わってくださいとおすすめしたいです。

並んででも食べたい!確かな名店だった

多くの人が絶賛するとんかつ屋さんに足を運んでみると、確かに、並んででも食べたいおいしさでした。ぜひ、ロースもヒレも一度は召し上がっていただきたい一品です。何度もいいますが、できるだけ待たずに入るには、開店前の到着がおすすめです!

とんかつ かつせい
住所:〒980-0023宮城県仙台市青葉区北目町7-25
アクセス:仙台市営地下鉄南北線 五橋駅徒歩6分
TEL:022-264-3878
営業時間:11:00‐14:00
定休日:日曜・祝日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。