鎌ケ谷大仏から徒歩10分、東部小学校のそばを通り過ぎ、住宅街に入っていくと、緑に囲まれた一軒の家が現れます。門に吊るされた「cafeときのはな」という白い木の看板。
中を覗くと、小さな庭園が目の前に広がります。控えめに咲いた赤やピンクやの花がカフェの入り口までを彩っており、つい惹かれるように足を踏み入れました。そんな魅力あふれる「cafe ときのはな」を今日はご紹介します。
目の前いっぱいに広がる庭とステキなメニュー
スライド式の扉を開けると「こんにちは、いらっしゃいませ」と店主の温かい声で出迎えてくれます。時間は正午。ちょうどランチタイムです。
奥の和室からは団体のお客さんが楽しそうに会話している声が聞こえます。店主一人で切り盛りしているため、料理が届くまでに少し時間がかかることを確認された後、窓際の席に案内されました。
席に着いてすぐ目に入るのは先ほど歩いてきた緑豊かなお庭。しっかり手入れされた瑞々しい木々や花が、まずはホッと心を落ち着かせてくれました。
そして「今日の商品」「レギュラー商品」「季節限定ドリンク」という三つのメニュー表が渡されます。すべて手書きで作られており、見ているだけでワクっとします。
数ある商品に悩みながらも今回は、レギュラーメニュー兼本日のメニューである「ハムトーストサンド」と「アイスアールグレイティー」を頼むことにしました。
店主の凛とした姿勢とてきぱきとした無駄のない動きに、これから届く料理への期待が膨らみます。
手作り食パンで作られたサンドイッチ
まず運ばれてきたのは、アイスアールグレイティー。口に含むと茶葉の香りが鼻に抜け、すっきりとした味わい。夏にぴったりな爽やかな紅茶です。
それから15分程経った後、焼き立てのハムトーストサンドが運ばれてきました。程よく焼き目がついていておいしそう。さっそく一口。かりっとした後、もっちり伸びる自家製食パン。「食べたことない食感…!」と思わず目が開きます。
歯触りの良いシャキシャキレタス、ハムの塩気、香り高い粒マスタードと自家製マヨネーズ。それぞれの素材の良さが生かされています。特にマヨネーズは、たっぷり入っているにもかかわらず、脂っぽさやくどさが全くありません。それでいて味はしっかりあり、陰の主役といっても過言ではないと感じました。
また、耳の部分は小麦の香りをさらに楽しむことができ、味つけは同じながらも食べる部分によって違う感動がある。そんな一度で何度もおいしいサンドイッチでした。
人気のテイクアウト商品
サンドイッチを堪能している間、常連さんと思われる子ども連れの方が、マフィンやクッキーなどのスイーツのみを購入しに来ていました。
6月まではテイクアウト販売のみでしたが、今はコロナウイルス対策も行いながらカフェの営業も再スタート。現在もケーキやマフィン、また自家栽培したいちごで作られたいちごジャムなどを販売しています。
中でもアーモンドマフィン(150円)やオレンジラスク(60円)は人気商品。どれも価格が安く、お土産にひとつ買いたくなりますね。
落ち着いた雰囲気のカフェ
静かで落ち着いた店内と、自然を感じられる緑豊かな庭園。おいしいトーストサンドに優しい店主。友人同士や家族でゆっくり会話する時にはもちろん、ひとりでリフレッシュしたい際にもぴったりなあたたかい雰囲気のカフェでした。
日頃の疲れを癒したい方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
cafeときのはな
住所:千葉県鎌ケ谷市鎌ケ谷3-8-84
電話番号:047-778-3186
アクセス:新京成線 鎌ヶ谷大仏駅より徒歩10分
船橋駅北口より 船03鎌ヶ谷大仏行きバス「東部小入り口」下車徒歩2分
営業時間:11:00-17:00
定休日:土曜日・日曜日・月曜日